Life is …

ある日突然世界が変わってしまったマロンたんと、穏やかで優しい時間が1秒でも長く続くよう試行錯誤する日々の記録です。

新しいステージ

2023-07-18 18:46:03 | love

ここ最近、マロンは夜の眠りがどんどん浅くなり、

寝不足のせいもあるのか、

昼間に興奮を持ち越したように落ち着かない毎日が続いていました。

眠そうなのに眠れない。

ご飯を食べて、水を飲んで、

うんちやおしっこも済ませてスッキリしても、

ぐずぐず鳴いているうちにかんしゃくを起こす。

お散歩の時だけは気持ちよさそうに目を細め、

スリングの中でおとなしくしてくれるので、

元気な頃から大好きだったお散歩コースのひとつ、

長い砂浜が続く海に行きました。

砂を蹴散らして走り回ることはできなくなったけど、

鼻を擽る潮風はしっかり覚えているみたいで、

目を細めてくんくんしていたマロン。

夕陽がすっかり沈んでしまうまで、

一緒に海を楽しみました。

できなくなったことを数えて、

ついついこれから先の不安を憂いてしまうけど、

今を生きているマロンを見習わなきゃ。

そう思った矢先に新たな壁が…。

自分で立ったり歩いたりできないマロンは、

病気のせいもあって、横になったままぐるぐる旋回するのですが、

マナーベルトをつけているのでおしっこは大丈夫でも、

ウンチをしたまま放置すると体が汚れてしまうため、

長時間の留守番は難しいのです。

そこで仕事の時は、

トリミングサロンか動物病院に預かりをお願いしていました。

週に何度もとなると費用はかさむけれど、

背に腹は代えられなくて、

マロンの日常はトリマーさんと獣医さんなくしては成り立たなかったのです。

かかりつけでもある近所の動物病院は、

ご夫婦おふたりの先生がいらっしゃるのですが、

他にスタッフはいないので、

基本的にはペットホテルや一時預かりはありませんでした。

赤ちゃんの頃から診ていただいているマロンと私たちが困っている現状を見て、

特別に一時入院という形で、

診察の日に夕方まで預かってくださっていたのです。

ところがこのたび20日に1度打っていただいていた注射を終了して、

あとは投薬のみとなったタイミングで、

動物病院から、もう預かれないと言われてしまいました。

最近ますます目が離せなくなって手のかかるマロンを預かっていると、

他の診療や手術などに影響が出るので、

病院での預かりが必要なら転院していいと言われ、

これまで先生の厚意に甘えていたけれど、

ずいぶんご無理をおかけしてきたのだと改めて思い知りました。

先生には感謝しかないのですが、

やはり預かりをお願いできないとなると転院を考えるしかなく、

とはいえこの状態のマロンを受け入れてくれるところがあるのだろうか。

トリミングサロンもトリマーさんおひとりで営まれていて、

できる限り預かるよ、とは言ってくださっているものの、

動物病院と同じようにご厚意に甘えてこれ以上の負担は増やせません。

病気のマロンを預かっていただくなら、

やはり動物病院が安心なので、なんとかしなきゃ。

途方に暮れている暇はありません。

緊急に、けれどしっかり選んで、

マロンたんに一番いい方法を探します。

ミカ


赤いアイツ

2023-07-03 23:19:00 | love

3月30日にマロンが脳梗塞を起こしてから3ヶ月。

無事に17歳の誕生日も迎えられ、

まだドタバタしているものの、

少しずつマロンを取り巻く環境やルーティンが定まりつつあります。

でもすべてうまくいっているわけではもちろんなくて。

それは介護する側の都合によるものがほとんどなのですが、

もっとマロンに負担が少ないやり方はないかとか、

もっと調整をしないと続かないな、ということが、

まだまだたくさんあって、

試行錯誤しながら日々更新している状況です。

そんな中で、毎日の睡眠不足はずうっと抱えている大きな悩み。

マロンに安定剤を処方してもらってから、

もう2ヶ月が経とうというのに、

飲ませる勇気が出ないままお守りとして棚に飾ってありました。

だってこの赤色が禍々しくて…。

受診のたびに『飲ませてみたらいいのに』と言われ、

隠し切れない疲れが私の顔に滲んでいたのか、

『マロンちゃんのためにも夜はしっかり休めた方がいいよ』と勧められ、

とうとう今回は『長く介護したいのなら尚更もう始める時よ』と。

なんでここまで私がこの薬の使用に踏み切れないのかというのは、

やはり副作用やマロンへの影響が怖いから。

今、常用している薬が3種類。

ニセルゴリン(脳の働きをよくする)

プレドニゾロン(ステロイド)

カリシノゲナーゼ(神経の伝達をよくする)

これらの薬については、

マロンの病状を改善させたり、

これ以上悪くならないために必要な薬と納得できているのですが、

安定剤に関してはどうしても介護する側の都合が大きい気がして…。

処方の際に責任の所在をはっきりさせる同意書を書いたことも、

他の薬とは違う意味合いのものだと感じたのです。

でもいつかは使う日がくるような気もしていました、ずっと。

最近寝不足に慣れてきたようなつもりでいたものの、

眩暈も慢性的にあるようになって、

他にも色々重なったことがあって、

そろそろ使ってみる時なのかなとやっと決心しました。

先生の指導の元、

初日は0.5ml………何も変わらず夜中2時間おきに騒ぐ。

2日目に1ml……相変わらず夜中も運動会。

3日目には2ml……いつもより元気にバタつく。


あれだけ思い切って始めたのに、

私は眠れるどころかマロンの様子が気になって余計に睡眠不足になり、

逆にマロンは益々元気になる様子に、

なんだか可笑しくなってきて、

同時に心のどこかで、効かなくてよかったって安心する自分もいて。

何やってるんだろうな…ほんとに。

『心配するほど効かないよ?』という先生の言葉は、

気休めではなかったようです。

薬の量は、もっと増やすこともできるとのことでしたが、

一旦中止です。

相変わらずのピンボケ写真。

それでも可愛いマロンたんのポテンシャルすごいでしょ。

ミカ


マロンたんハピバ🎉

2023-06-28 17:16:00 | love

今日、6月28日、マロンたんは17歳になりました。

実家ではずっと猫と暮らしていて、

猫派を自称していた私を、

一目でマロン派に変えたマロンたん。

可愛くて、可愛くて、

影だけでも一生見ていられるくらい可愛くて、

たまに泣きたくなるくらい愛しくて、

慰めで、癒しで、希望でもあるマロンたん。

フルーツが好きで、

お散歩が大好きで、

お風呂はちょっぴり苦手だけど、

トリミング帰りはピカピカになって得意顔なマロンたん。

17歳になる直前まで病院とはほとんど縁がなかったのに、

ある日突然びっくりすることが起きてしまって、

それでも懸命に生きるマロンたん。

病気になってしまったことを、

始めは可哀そうだと思ったけれど、

介護の大変さにくたびれてるのもホントだけど、

すべてひっくるめてマロンたんといられることが私の幸せなのだと思う。

マロンたんがウチの子になってくれて、

マロンたんのいる今日が続く限り、

一緒に笑ったり泣いたり喜んだり落ち込んだり、

全部全部一緒にしよう。

平均寿命なんて関係ない。

来年も、その次の誕生日もお祝いしよう。

今日のデザートはマロンたんの好きなメロンだよ。




マロンたん、マロンたん、

これからもたくさん、大好きな名前を呼ばせてね。

ミカ


矛盾している

2023-06-24 07:09:00 | love

私には、車で二時間半ほどの距離にある実家で

一人暮らしをする母がいます。

年相応に持病はありますが、

月に20日はカーブスに通い、

囲碁、手編み、友人とのランチと、

カレンダーに予定ぎっしりなアクティブシニアです。

運転免許は返納済みなので、

私が月に一度、二泊三日で帰省して、

通院や墓参り、重い調味料などの買い物、

車が必要な用事などをサポートしています。

不自由なことも不安な時も多いと思うのですが、

ひとり暮らしを楽しんでいる母の様子を見ると安心するし、

母とゆっくり過ごす時間は、

私にとっても大切なひとときでした。

マロンに介護が必要になってからしばらくは、

『こちらは大丈夫だからマロンが落ち着くまで傍にいてやりなさい』という

母の言葉に甘えていたのですが、

マロンとの新しい生活にも慣れてきて、

久しぶりに帰省した日。

夜、10時頃にはベッドに入った私が、

翌朝起きたのは9時過ぎだったのです。

一度も目を覚ますことなく半日近く寝てしまった自分にびっくり。

そして頭の中に立ち込めていた霧が

久しぶりに晴れたようなすっきりした気分に、

睡眠の大切さを改めて感じました。

自宅に居る時、夜は夫と交代でマロンを看ているのですが、

私は小さな物音でも目覚めてしまうのが癖になっていて、

もう何か月も熟睡したことがないような気がします。

最近はめまいもひどくて、

日中もずっとだるくてやる気が出なくて…。

(これは単なる怠け心のせいかも)

それがたったひと晩、

何にも遮られずに十分すぎるほど眠っただけで、

生き返ったような心地だったのです。

母を手伝うために帰ってきたのに、

二晩ゆっくり眠った後、自宅に帰る頃には、

すごく前向きな気持ちになっていました。

そしてまた介護の日が続き、

寝不足の日が続いても、

翌月の帰省が近づくと、

あともう少し…あと何日で眠れる、と、

心待ちにしている自分がいて、

すごい矛盾してるって思うのです。

マロンに寄り添って、

一緒に過ごせる時間を大切にしたいと言いながら、

離れてぐっすり眠れる日が待ち遠しいなんて、ね。

マロンのことが愛しくて、

一分一秒でも長くそばにいたいのは本心なのです。

でもぐっすり眠れる夜があるのなら、

それもありがたいのが本音。

二日ぶりに実家から帰ってきて、

出かける時と同じように一生懸命もがいているマロンの姿を見ると、

『ひとりでゆっくりしてきてごめんね』って気持ちになるけれど、

これからもきっとこの矛盾を抱えたままマロンと過ごすのだと思います。




この週末も行ってくるね、マロンたん。

ミカ


とても大事なお金の話

2023-06-19 23:38:00 | love

ペットと暮らすには、

様々な準備が必要です。

お金もかかります。

日々のフード、ペットシーツ、

予防接種やフィラリアの飲み薬。

マロンのようにトリミングが必要な犬種はその費用も。

(ちなみに私のカット代より高い)

どこまで手やお金をかけるかは、

考え方や状況によりますが、

病気になって通院を始めると、

想像の斜め上を行くほど出費がかさみます。

介護が始まれば更に必要なものもでてきます。

大切な家族の健康や命のため、

できる限りのことをしてやりたいと思うのですが、

続くと厳しいのが正直なところ。

ペット保険に入っていればよかったというのも後の祭り。

でもかかるものは仕方ないし、

なんとかなる(する)のですが、

介護が始まって最初の一か月は、

ネットで購入したものも含めると10万以上使っていました。

カード明細見て、今月車検でもあった?って思ったもの。

なんとか環境が整って、

新しい生活に慣れたところで、

改めてどれくらいお金がかかるか記録してみました。

フードやマナーシートなど、

生活にかかるお金以外の、

絶対に必要な通院代と、

毎週火曜はマロンを長く留守番させるために預かっていただいている費用です。

5/2(火)3,080円

  トリミングサロンで一日預かり(朝早くからの延長料金込)

5/9(火)12,540円

  病院で一日預かり、注射、10日分の薬処方

5/19(金)13,100円

  病院で一日預かり、注射、10日分の薬処方

5/23(火)3,190円

  トリミングサロンで一日預かりと爪切り(朝早くからの延長料金込)

5/26(金)7,590円

  病院で傷薬と安定剤処方

5/30(火)19,250円

  病院で一日預かり、注射、肛門腺絞り、20日分の薬処方

合計で58,750円

改めて書いてみてびっくりした←

でもこれはどれも削れない経費なんだなぁ…。




こういうのを減らせば節約出来るのだろうけど、

これも必要経費なのです。


クリスピーサンドは、

どれもハズレなし✨


ミカ