それぞれのご担当者が熟慮されて出された結論とは思うが「計画停電」について。
まず、「節電する」とは、電気を蓄えておくことではなく電気を作るエネルギーの元(原油とかダムの水)を蓄えておくこと。できている電気をバッテリーに蓄えておくことではない。
これは電気あるいはエネルギーの授業で扱うべきことの超基本(学習指導要領には載っていないが)
だからちょっとぐらい使用量が想定以下だったから停電をやめるのではなく、計画は実施するべき。
停電によって使わなくて済んだエネルギーは消えてなくなるわけではなく蓄えられているので、今後に使える。
与えられた予算は使い切らなければならないという感覚を持つと、こうは考えられないのかもしれない。
私たちも停電に備えてあるいは停電終わったからといって、「それっ、今のうちに」とばかりに不必要な電気を使う愚行はやめなければならない。
もっとも、夜に決めて次の日の朝から、には無理があるので、昨日はあれでOK。停電は予定区域全体に行い、どんな弊害があるのかを実地検証するぐらいの覚悟でやっていいと思う。
停電した時に困るであろう施設に対応する想定さえできていれば。
「想定外」がほりえもんさん発言から流行っているが、どんな想定をしているのかを前もって伝えられたことはないように思う。事が起こった後に「想定外」は今回も含めてよく聞くけど、ここまでは想定していた、とはっきり言えば「そりゃ甘いでしょ」とか「それならばしょうがない」などの評価ができる。
想定はあくまでも想定で、実際に起きていない事や関わっていない人の想定には限度があることも当たり前だと思う。
初日停電した地域で「信号機が消えていたのにドライバーが気を遣いあって混乱なく通行できた」とは、素晴らしい事だ。
おおもとを決めている人々の想定を上回るパワーを、みんなは持っている。