MTBの末政実緒選手が現役を引退するというニュースでした。
彼女の事は小学生の頃から知ってまして、当時は自転車トライアルの選手でした。
抜群のセンスと当時は女子の競技人口が少ない事もあり13歳で世界チャンピオンを獲得、高校生からはダウンヒルに転向しました。
トライアル時代はお母さんと二人で世界選手権を転戦してまして、当時から凄い意識の高い家族だったと思います。
うちの息子が唯一海外参戦したアメリカでの世界選手権にも末政母子が参戦してまして、アメリカ大会の次はそのままヨーロッパラウンドに行かれました。
我が家はサンフランシスコからレンタカーで移動しましたが、末政母子はなんと公共交通機関で移動してました。
会場はスコーバレーというとんでもなく山の中にあるスキー場です。ガイドも同行者もないのに凄いお母さんです。
大会終了後は帰路が同じだったのでお誘いして我が家と一緒に移動しました。レンタカーはカムリだったので大人4人に自転車2台はかなり狭く申し訳なかったかも。
なつかしい思い出です。
彼女はその後MTBのダウンヒルに転向、国内では無敵の17連覇。世界ジュニアも制覇。
シニアの世界戦でも最高2位まで行ったそうです。
そしてクロスカントリーにも挑戦して2015・2016の全日本はダウンヒルと両方でチャンピオンを獲得するという快挙を達成してます。
100mとマラソンくらい違う両種目を制覇するとは。トライアルもチャンピオン獲得してますからオフロード系の自転車競技トリプルチャンピオンです。
凄いとしか言えません。
クロカンで東京オリンピックを目指していたそうですが、結局今期のランキングは2位で出場ならず引退を決めたそうです。
ダウンヒルがオリンピック競技になっていたら間違いなくメダリストになっていただろうに。これも運命というものか。
いずれにせよ彼女の自転車のベースは小中学生の時にやっていたトライアルだったと思います。
同じ時期にやっていた者として誇りに思います。
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