5年ぶりに開催された静岡マラソンですが、実は消滅の危機だったそうです。
ゴール会場の清水駅前広場に新病院の建設が決まり、使える広さが半分になってしまいましたから。また地元の賛同もあまりなかったらしい。ランナーはあまり感じていないかもしれないが、どの大会も反対する声は意外と多いものです。
私も静岡の再開は難しいだろうと思っていました。前市長も今年は開催するつもりはなかったらしいです。
ところが昨年当選した難波市長が警察の反対にもかかわらず開催を決めたそうです。ランナーとしては市長の英断に感謝です。
結果は先日お伝えしたとおり3年ぶりにサブフォーを達成。練習でも好調を維持していたので手応えを感じてましたが、うれしい限りです。
ただ足にはダメージが残っており、筋肉痛とかはないのですが足の裏と足首を痛めてしまいました。
足の裏、母指球の小指寄りあたりですが、走っている時ずっと痛くて、これまでも時々あったのですがすぐに直ってました。所が今回は最後までずっと痛かった。走り終わった後見たら少し腫れており歩くのも辛い。しばらくは走れそうにありません。
足首は先日痛めたシュータンの所を再び痛めてしまいました。走っている時はほとんど感じなかったのに。
大会当日の朝、5時前に起床。朝食はお餅とおはぎの勝負メシ。出すもの出して、出掛けに家にあったリポビタンDを飲んで出発。掛川駅に車を飛ばす。
6時半の始発の新幹線に乗って静岡へ。新幹線の中でちょっともよおしてきたので、静岡駅に着いてからトイレに向かうが大渋滞。駅の隅にある人気のなるべく少ない所のトイレに行くが、そこも並んでいる。しかたないのでスタート会場に向かう。
いつも会場へ向かう道は選手で大混雑してるが、今回はブロック別に途中からルートが分かれておりスムーズに行けました。
途中のバスセンターの中にトイレを発見し行ってみるとさほど並んでおらず無事用をたす。大だったのでスタート会場のトイレだとすごく並んでいて時間的に厳しかったと思うので良かったです。
荷物をトラックに預けてスタート位置に向かう。その前にもう一度トイレに寄る。男性小専用がある程度の数用意されていたので、さほど並ばずに済む。
今回はEゾーンからのスタート。予想タイムを控えめにしたのでこれまでで一番後ろでした。あまり若いゼッケンを付けて遅いのもカッコ悪いですから。
スタートの号砲からスタートラインを超えるまでに6分かかりました。
北街道を少し行くとロンブーの亮さんがいました。マラソン芸人を復活したようです。
前半は5分30秒のラップをきっちり守るつもりでしたが、どうしても早くなってしまう。5分10秒~20秒。今日は天気が良くて風もない絶好のコンディション。体調が良いと勘違いしそう。
ただ5km手前あたりから尿意を感じるようになる。スタート前に済ませてきたのに。気力で尿意を抑えようと思ったが我慢できず8kmあたりのトイレに駆け込む。
あまり並んでいないと思ったのだが、10人近く並んでいた。隣にいたおじさんも股間を押さえてもじもじしてたので声をかけたら、やはり頻尿に悩んでいるそうで。前回の大会では途中で5回もトイレに寄ったそうです。そりゃ大変だ。
男性小用もあったので割と早く済ます事ができたが、それでも3分以上ロスしました。
3分はなかなか致命的です。ペースを上げて取り戻すかどうか悩みましたが、ここで無理しても必ず後半失速すると思い自重する。
静岡市街地から安倍川の堤防道路に出るとやや向かい風となる。ペースが落ちるほどではないがここは無理せず、前のランナーに付いて行く。
20kmのタイムは目標の1時間50分より1分遅れまで回復してました。
22kmで南安倍川橋を渡りいよいよ海岸沿いの久能街道へ。高架道路が以前より増えていて、道幅は狭いしカーブではバンク付いてるし、非常に走りにくい。以前の下道に戻してほしい。
35kmで折り返すまで気が付かなかったが、この久能街道の延々と続く直線区間は緩い追い風だったようで、最高の気象条件でした。
30kmのタイムは2時間46分。やはり目標より1分遅れ。ここからどこまでこのペースを続けられるかが勝負です。昨年同時期に走った徳島マラソンでは30km過ぎからタイム劇落ちでしたから。
この久能街道の区間はエイドも充実していて、ついつい寄り道して飲み食いしてしまいます。静岡おでんはさすがに頂きませんでしたが、安倍川餅・あんぱん・饅頭・イチゴがあると手が伸びてしまいます。
1ヶ所寄って飲み食いすると確実に20秒はロスします。3ヶ所で1分、6ヶ所で2分。タイムに拘るならエイドになるべく寄らない作戦も大切です。
35kmまではなんとか5分30秒のラップを維持。折り返して向かい風になってからはさすがに落ちるが、6分を超える事はなかった。
以前のコースだと35km以降にこのコース唯一の登りがあったが、新コースではほぼなくなっていた。国内でも有数の高速コースと言っていいかも。
おかげで久々の4時間切りが見えてきた。最後の1kmは足がつりそうになり6分を越えてしまったが無事ゴール。3時間56分38秒で3年ぶり、67歳でもサブフォーでした。素直にうれしい。
昨年末から練習では好調だったのである程度手応えはありました。フォームを色々考えながら走っていたのが良かったのかも。
でもなんといっても当日の天候が好記録の一番の要因でしょうね。気温がそこそこ低くて無風、あるいは追い風なら必ずタイムは出ます。ここ最近日本記録が出た大会もそうでした。
結論、マラソンは天候だ!
もうひとつタイムが良かった要因は、当日の朝自宅から参加できた事。自分の場合地方の大会だとゆっくり寝られませんから。前夜ゆっくり休めるのは大きいです。
あともうひとつ、朝飲んだリポビタンDが効いた?
ゴール後は狭い清水駅南口広場で参加賞の受け渡し場所が分からずウロウロしてしまいました。苦労してもらったTシャツは・・・ダサい。こんなものいらないから参加費安くして欲しい。
完走メダルやバスタオルもいらない。せめて申し込みの時に選択制にすればいいのに。
さて来月は長野マラソンです。長野も風さえなければ好記録が期待できますから、果たして連続サブフォーなるか!