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ペーパースマハー

Return・to おもて無しをお見舞い

〝おもて無し〟というワードを何日か前のニュースで知った。

素ん晴らしいセンスじゃ。
ひねくれ度満載の表現で、ひねくれ者のあっしは、早速使わせてもらう事にした。

もともとの、おもてなしの持つ善行なイメージが、ガラガラ音を立てて崩壊していく感じでお見事。

あっしが思ったのは、おもてなしなんて期待出来ようもない臭いレストランで、やっぱり邪険なウェーターが、やっぱり粗雑な料理を持って来たシチュエーションじゃ。

そこで、ふとあっしの側にも、おもて無しを恵んでやらにゃあいかん輩がいたと思い立つ。

しばらくカブト虫に気を取られていたが、そういえばもう一匹(だか十匹)居候がいた。

あれからとんと音沙汰無いが、あのゴキ野郎はどこかで私腹を肥やしてるハズじゃ。
考えるに、虫の風上にも置けん。

招かざる客は朗報を運んで来るハズなのに、アイツは毎度寒気と鳥肌を運んで来やがる。これからの季節には最高で。
って、違うだろ!

ipadでいつもの様に動画を見てたら、目の隅で何かの気配を感じた。
視線を上にやると、その先のカーテンの上、ヤツはあの長い触角を二本、前へ後ろへ動かしながら鎮座ましました。

遂に現れたナ。
ここで会ったが百年目。
今度こそあっしの〝おもて無し〟を思う存分堪能してもらう時が来たってもんだわな。

フフ、覚悟はいいか。
間髪いれずあっしはこの時とばかりに、側に用意して置いた例のモノをアイツ目掛けて、シュッ、シュッ!

よっしゃー!
見事命中。
泡まみれのアイツもこれで一貫の終わり。
泡風呂から上がって来たみた~い。
ざま~かんかん河童の屁~じゃ。

しかし、、
そんなこんなにも関わらずヤツは何事も無かったかの様に、そそくさと又しても物陰へ。
平気のへっちゃら~。て感じ?
はあ?違うだろう。

御予定ではですね、あちら様は強力なハズの洗剤の毒を味わい、苦しみのたうち回り、凄絶な最期を遂げるという……
どっから聞いたんだか筋書きの様には、
あわわヽ(;´Д`)ノ

クソっ!
ホンに、世の中は上手くいかないモンじゃな。

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