予定がだんだんと消えていく。
あっしに限らず皆の衆生が直面している問題じゃ。
巷ではもう夏祭りの開催まで中止を決定し出している。
マズイ。誠に。
しかし、世の中は前線の野戦病院と化したかのような医療現場と、海の向こうの戦場を慮っている内地の人々のような体をなしているではないか。
どこかで既に見た光景だ。
既に見ているなら処方のしようもあるだろうに、誰も術を語れない。
物語の中で聞いていた「欲しがりません勝つまでは」。この台詞を実感する時が近づいているのかも知れない。
困り窮まる時、人は何を支えとしたのか。
内をじっと見続け思考だけが先走る日々に何が支えになるのですか?