想像でしか過ぎませんか、、
これまで日本の金融機関や基金、大企業は、
何だかんだ理由を付けて低金利の円で
資金を調達。
仮に、年利1パーセントとします。
調達した円を外貨に替えて
米国債やオーストラリア国債。
インドルピー債などの高金利の国債。
仮に、平均年利5パーセントで購入。
税金や手数料などで、まるまる利ざやが、
手に入るわけではないが、
仮に、1億円借りて外貨建ての外債を
購入すれば、年間で300万円程度の
利ざやが手に入れられる。
補助金や無利子の融資を受ければ別ですが、
今の日本の事業環境で税引き後3パーセントの
収益が得られる事業はほとんどない。
円で借金して外国債を買って、
それを担保にまた借金する。
昨年2月に
1ドル132円頃買った1年米国債が、
1ドル150円で満期で償還すれば、
5パーセントの利ざやに加え、
11パーセントの為替益が手に入る。
しかも設備投資も人件費もかからない。
美味しい過ぎる。
一番、利ざやを手に入れているのが、
日本銀行と政府で、
コンマパーセントの金利で、国債を発行。
調達したお金で米国債等の外国債を購入。
同様に3パーセントの利ざやで、コンマパーセントの
国債の金利を払っていた。
1兆円の米国債を買えば、10兆円近い
国債の金利を払えちゃうわけで、
バンバン国債を発行しても成り立つ。
為替が円安に進めば、さらに利ざやが増える。
円で調達した資金で外国債を買えば、
自然にドル高にもなる。
良いことだらけだ。
しかし、高くなった最近のドルで、
外国債券を購入した場合。
仮に平均1ドル153円で調達した。
と仮定すると、年3パーセントの利ざやは、
153×0.97=148.41円ですっ飛んでしまう。
利ざやがなくなれば、
借金の金利が払えなくなるので、
購入した米国債などの外国債を売らざるを得ない。
これを円で借りた借金の返済に充てる。
そうなると、ますます、円高が進み。
差損が膨らむと、それを埋めるために、
外国債を売却。
設備投資や人件費と違って、
何も残らない。
世界で唯一の低金利の資金国。
他にも中東の産油国。中国やインドは、
ロシア制裁を見て、西側の国の債券を
買わなくなっている。最後の大口購入者。
日本が米国債を買えなくなったら、、
誰が米国債などの西側の国の債券を買うのか、、、
なんて余計なことは考えない方が良いかもです。