お節介なサラリーマン

男の純情「文通編」

バレンタイン編の続編です。
大学を卒業し、就職して社会人1年生として、仕事に一生懸命の頃、
封書が届きました。発信人は女性で記憶にない名前でした。
「何だこれ?」なんて調子で開封すると、落語を教えに行ってた女子高の
落語研究部のマネージャーだったという子からの手紙でした。

パラソルチョコレートをくれた部長でなくて、
1学年下のマネージャーからでした。
名前も顔も記憶にない。「弱ったなぁ」と思いながらも、
彼女いない歴23年の小生、一生懸命返事を書きましたよ。
ワープロなんかない時代ですから、直筆です。

飾らず、見栄もはらず、正直に手紙書きました。
数ヶ月、文通が続きました。手紙が届くと即日返信する日が続いたある日、
「逢えませんか?」という手紙がキターーーーーーんですよ。

仕事の休みの日、東京に行きましたよ。池袋駅で待ち合わせ。
「週刊誌を丸めて持って駅前で待ってます」みたいな約束でした。
漫画チックだよね。今思うと。でも当時は必死でした。

その日、一日デートして、何事もなく(自分らしい)帰ってきました。
その後も文通は続きました。
彼女が翌年、大学に入学してもしばらく続きました。

でも、その文通は成就しませんでした。
彼女は、体育会系の彼氏がいまして、その彼は全日本級の柔道の選手でした。
「豪州遠征してて、寂しい」みたいな相談事にいつしか変わって行きました。
兄さん感覚だったんでしょうね。小生の思い込みは誤解となって、
はかなくも桜は散りました。

でも、娘が合格した大学は、その子と同じ大学なんです。
不思議な縁を感じます。
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