私が好きな曲の一つです。82年オーレックス・ジャズ祭でのジャコ・ビッグ・バンドのライヴですね。
この映像でハーモニカの【トゥーツ・シールマンス】とジャコがにこやかに演奏しているのが、面白いですよね。
トゥーツが参加する前はマイケル・ブレッカー(サックス)でした。
この時の日本滞在でジャコは色々な奇行も見せてくれましたね。
ジャコの曲は、好きですね。
ビッグ・バンドのアレンジとか気持ちいいでよね。
アレンジも全てジャコがやっています。
アレンジャーのギル・エヴァンスにしつこく真夜中でも電話をしてアレンジ方法を教わっていたそうです。
このときのアルバムは3種類くらいでていますよね。
その一つの【インヴィテイション】は、ライブを一枚にまとめた初心者向けのようなライブ・アルバムですが、このアルバムの編集作業もジャコが担当しています。
精神病院から脱走して編集作業をするんですよね。
こんなジャコについて詳しくは以前カキコしたこちらへ
もう一つおまけにジャコの教え子の一人、リチャード・ボナのヴァージョンもどうぞ!
Richard Bona - Liberty City
ボナさんは、小学校の”みんなのうた”という教科書にも載っているんですよ。
歌もめちゃくちゃ上手い!!!ので色々なアーティストから引っ張りだこです。
中でもマイク・スターンとのアルバムは秀逸だと思います。
しかし、ジャコの教え子って沢山いますよね。
ジャコはパット・メセニーなどと同じ大学で音楽を教えていました。
いつもふらっと現れて「俺に今ここで音楽の授業をして欲しいヤツは20ドルよこしな!」と言って若い学生からお金を巻き上げて「では、これで酒でも買ってくるか」と言って去っていこうします。
学生が「音楽の授業は?」と質問すると、ジャコは「音楽は、お金で簡単に手に入れようと思うな!という授業だよ(笑)」と笑いながら去って行ったそうです。
残された学生は、いつものように一杯喰わされたという顔をしていたそうです。
それでもジャコの授業は人気でいつも教室に入りきれないほどだったそうです。
授業と言っても、ほとんどジャム・セッションをしていたようです。
そんなジャコをもっと知りたい人は「ジャコ・パストリアスの肖像」という本をオススメします!