青い森のセタゴン

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ボクのライバル

2012-06-17 | セタママだより

最近、ボクにはライバルが現れた

ソイツの為に ボクの日常は乱されてるんだ

母は ソイツの事で忙しいと遊んでくれない

 

どんな奴だって思うでしょ

 

ソイツは コイツです

 

 

なんのこっちゃ? って言わないでよね

ボクにとっては一大事なんだ

 

6月から毎週土曜日(9時~15時)は 裂織り教室とやらに通い始めたおかあさん

古布を裂いて それを糸として新たな布を織りあげる伝統工芸で

昔の人の知恵がたくさん詰まった織物なんだってさ

 

裂織り教室 第一回目は

糸巻き

グルグル グルグル ただひたすら糸を巻きとる

4個の糸玉を作ります

あと白糸で小さい糸玉を2個もね 

糸を巻くこと4時間  かなり疲れます

( 糸巻機を使うと楽なのですが、糸が絡みやすくなるので手巻きで巻く )

 

 ↑ 先生の実演です 

せっかく巻いた糸玉を 綾取りのように両端の棒に掛けて行きます

なぜ こんなことするのか 解らないままに 

( 説明は受けるのですが イメージが湧かなくって???状態です )

先生のご指導通りに作業をしたんだって

 

 

これは宿題  ゆかたを1枚 渡され

 ゆかたをほぐし 幅7ミリに裂いてきなさい

 

こもれ 大変な作業だぁ

 

おばあちゃんに手伝ってもらい 連日 糸作り

 

 

ボクと遊んでくれない

うるさい!  

セタ 邪魔するな!

って怒られっ放し

 

 

おばあちゃんも 煎餅すらくれない

怒り爆発のボクは 新聞紙に八つ当たり

 

 

ボクは 2ヶ月も我慢しなきゃいけないんだよ~

 

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被災地支援ボランティアに参加して  岩手県野田村

2011-05-23 | セタママだより

5月21日 土曜日 曇り時々雨

午前5時50分 十和田市役所集合  

市長や市役所職員に見送られ  市民ボランティア45人と同行職員は 

午前6時 岩手県九戸郡野田村めざし出発

往路は45号線を南下 復路は高速道路利用

45号線は岩手県に入ると海の近くを通っています

津波の被害の痕を目にし、メンバーそれぞれが驚きの声をあげていました

震災から70日が過ぎガレキは重機によって撤去されつつあり

潮をかぶっていない田畑は農作業が盛んに行われていましたが

全く耕されていない田畑、おそらく塩害があると思われる農地は

どの位の時が立てば元に戻るのだろう

 

野田村に到着し、災害ボランティアセンターからの仕事の支持は2種類

1. 側溝の掃除  側溝の中は土砂で埋まっているので、スコップでかき出し運ぶ作業です

2. 仮設トイレの掃除  使用していた仮設トイレが80個くらい1箇所に集められています

力仕事の側溝掃除は男性軍が、仮設トイレは女性軍が担当することになりました

 

ずらりと並んだ仮設トイレ 手ごわい相手です

汚れよりも なによりも 臭いとの戦いです

負けてはいられない 覚悟の上での参加ですもの

セッセ セッセ みんな黙々と働き 

サクサク サクサク 片付いていきます

 

午前の部 終了   11.:30から昼食

でもメンバー全員 最高の香水をまとってしまっています

センターの支持は”バスの中で昼食して下さい”でしたが

屋外での昼食を許可してもらい

近くの野球場で中学生の試合を観戦しながらの昼食となりました

 

午後の部  12:30から開始

要領がよくなったのか午後の部はスピードアップ

1時間程で終わってしまいました

役所の職員が次の指示をあおいでいます

個人宅のガレキ撤去

女性陣全員の顔が輝きます 頑張るぞ~

 

案内された場所は 建物の基礎部分だけが残っていて

木片についている釘やガラスに気をつけながらガレキを片付けていく

土砂の中から写真や子供のオモチャ、器など破損していないものが出てくると

持ち主の方に返せるようにと、みんな慎重に扱います

他のグループの方たちも加わり総勢40人くらいになり

時間まで懸命にスコップを動かし、バケツでガレキを運び続ける

 

ガレキを全て片付ける為には、時間と人力が必要であり息の長い支援が不可欠です

微力ではありますが また応援に来ます  

そして 復興していく姿を見つめていきたい

 

 

    重機がガレキを撤去しています

    大きなガレキが無くなった所は、ボランティアなどによる手作業が行われている

 

 

 奥に壁のように見えるのは国道45号線です

 かなりの高さがあり防波堤の役割にもなるのでしょうが波は超えてきました

 もし、この国道が無かったら… もっと低かったら…

 

 

  ↑ 消防車の建物の壁は破壊されています

                消防署の壁には海水に浸かった跡が残っています ↑  

 

 ガレキの中から見つかった写真を保管してます

 作業を終え、用具を返却します

 

 十和田観光電鉄が用意してくれたバス

真新しいので汚れてしまうな~と少し申し訳ないような気がしましたが

乗りごごちはとってもよく、復路ではありがたかったです

 

作業の間、お日様は隠れていて

帰り道、パラパラと小雨が降り、窓から入ってくる風が心地よかった

お天気の神様の応援してくれたのかな

 

そして参加した老若男女はステキな人たちでした

一仕事終えて復路のバスでの笑顔はみなさんキラキラしてましたよ

汗だくになり なんの雑念もなく 無心にガレキを片付ける

私にとっても貴重な経験でした

 

被災地の皆様がご健勝でありますようお祈りしております 

 

 

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