5月21日 土曜日 曇り時々雨
午前5時50分 十和田市役所集合
市長や市役所職員に見送られ 市民ボランティア45人と同行職員は
午前6時 岩手県九戸郡野田村めざし出発
往路は45号線を南下 復路は高速道路利用
45号線は岩手県に入ると海の近くを通っています
津波の被害の痕を目にし、メンバーそれぞれが驚きの声をあげていました
震災から70日が過ぎガレキは重機によって撤去されつつあり
潮をかぶっていない田畑は農作業が盛んに行われていましたが
全く耕されていない田畑、おそらく塩害があると思われる農地は
どの位の時が立てば元に戻るのだろう
野田村に到着し、災害ボランティアセンターからの仕事の支持は2種類
1. 側溝の掃除 側溝の中は土砂で埋まっているので、スコップでかき出し運ぶ作業です
2. 仮設トイレの掃除 使用していた仮設トイレが80個くらい1箇所に集められています
力仕事の側溝掃除は男性軍が、仮設トイレは女性軍が担当することになりました
ずらりと並んだ仮設トイレ 手ごわい相手です
汚れよりも なによりも 臭いとの戦いです
負けてはいられない 覚悟の上での参加ですもの
セッセ セッセ みんな黙々と働き
サクサク サクサク 片付いていきます
午前の部 終了 11.:30から昼食
でもメンバー全員 最高の香水をまとってしまっています
センターの支持は”バスの中で昼食して下さい”でしたが
屋外での昼食を許可してもらい
近くの野球場で中学生の試合を観戦しながらの昼食となりました
午後の部 12:30から開始
要領がよくなったのか午後の部はスピードアップ
1時間程で終わってしまいました
役所の職員が次の指示をあおいでいます
個人宅のガレキ撤去
女性陣全員の顔が輝きます 頑張るぞ~
案内された場所は 建物の基礎部分だけが残っていて
木片についている釘やガラスに気をつけながらガレキを片付けていく
土砂の中から写真や子供のオモチャ、器など破損していないものが出てくると
持ち主の方に返せるようにと、みんな慎重に扱います
他のグループの方たちも加わり総勢40人くらいになり
時間まで懸命にスコップを動かし、バケツでガレキを運び続ける
ガレキを全て片付ける為には、時間と人力が必要であり息の長い支援が不可欠です
微力ではありますが また応援に来ます
そして 復興していく姿を見つめていきたい
重機がガレキを撤去しています
大きなガレキが無くなった所は、ボランティアなどによる手作業が行われている
奥に壁のように見えるのは国道45号線です
かなりの高さがあり防波堤の役割にもなるのでしょうが波は超えてきました
もし、この国道が無かったら… もっと低かったら…
↑ 消防車の建物の壁は破壊されています
消防署の壁には海水に浸かった跡が残っています ↑
ガレキの中から見つかった写真を保管してます
作業を終え、用具を返却します
十和田観光電鉄が用意してくれたバス
真新しいので汚れてしまうな~と少し申し訳ないような気がしましたが
乗りごごちはとってもよく、復路ではありがたかったです
作業の間、お日様は隠れていて
帰り道、パラパラと小雨が降り、窓から入ってくる風が心地よかった
お天気の神様の応援してくれたのかな
そして参加した老若男女はステキな人たちでした
一仕事終えて復路のバスでの笑顔はみなさんキラキラしてましたよ
汗だくになり なんの雑念もなく 無心にガレキを片付ける
私にとっても貴重な経験でした
被災地の皆様がご健勝でありますようお祈りしております
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