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【ぼくらの街探検の続き】3-5明治40年の絵はがき 琴平駅からわかる謎解き?

2025-03-07 22:49:09 | 歴史

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前回、前々回の「ぼくらの街探検の続き」です。

前回のやり残しがある中で、先にお知らせをしたいことがあります。

それは・・・

多度津町立資料館で行われた 「文明開化の巨人 景山甚右衛門展」を載せた

ブログ「瀬戸の島から」香川県鉄道物語 香川県で最初に汽車を走らせた讃岐鉄道 の項の中にあります画像です。

(画像の説明文として)

明治40年の絵はがき 開業時の琴平駅(現ロイヤルホテル付近)

1889年開通時の讃岐鐡道琴平駅 神明町にあった 

 開業時の琴平駅(現ロイヤルホテル付近)

https://tono202.livedoor.blog/archives/1377674.html

こちらの絵葉書です。

 

図 後程ご案内予定 

 

明治40年の絵はがき 琴平駅 この1枚からわかってくる事がたくさんあります。

① 先のご案内で、この絵葉書から初代高松駅の貨物ターミナルは旅客ターミナルと同じ線路上から貨物を出し入れする単線型の駅の形ではなく、2線式の貨物ターミナルが独立して旅客ターミナルの手前西側で行き止まりの引き込み線型(終着駅型と言える)であった。その配置を証明してくれました。

そのほかにもいろいろわかってくることがあります。

② 高松駅の遺構として旧盲学校の敷地に残る石組みに似ているとも思えるホーム下の石組み。これも駅舎に近い側と多度津駅に近い画像では左の方と違っています。左の方の四角い石組みは鬼無駅に今も残るホームの基礎の下側の基礎と同じのようです。盲学校に残っているのは駅舎に近い側の石組みに近いように見えますが左側の石組みの急ごしらえの荒い造りのようにも見えます?

 

③ 旅客ターミナルの駅舎の屋根の上に突き出た十字の標識が見えます。

こちらは、初代高松駅の絵図に描かれている標識と同等のものと思われます。

気が付いたのですが、高松駅絵図の場合は旅客ターミナル側だけに列車が存在しております。なので右側の標識が立っています。

こちらの写真では右左が水平に立ったままとなっております。そうです旅客側にも貨物側にも列車が存在しております。

どうやら、当方の見立てどおり2線用の2系統の標識と思われます。歴鉄、鉄道関係のお詳しい方のご見解をお聞きしたいです。

 

④ こちらは当方の勘違いでした。訂正いたします。

輸入をしたときに機関車の後部に窓付きのこちら側を正面にも使えるようになっていた可能性もあるので日本での改造とは言えない。資料が少ない(私が知らない;)現状ではこの解釈になります。

導入したホーエンツォレルン社の「入換専用」の機関車は、前進後退がもともとできる機関車であったおかげで逆向きで走る事が出来たので、日本の環境では逆向きに使う事も実用的であったのかもしれません。道路状況等、初めての線路を横断する人や家畜等がよく見えることを考えると後ろ向きで前方を走ることは、安全で実用的であったかもしれません。

また別の考え方では終着駅で、列車の先頭にある機関車を最後尾につけてそのまま多度津方面へ逆向きのまま出発していた可能性もあるので、機関区内で転車台で向きを変える必要がない「入換専用」のメリットを生かした可能性もあります。

いずれにしても、明治時代の方々も合理的に実用的にしなやかに使いこなしているとの印象です。

 

 

高松から多度津方面へ向かってこちらの機関車も後ろ向きで、客車を引っ張っているとの解釈をしました。

 

⑤ 初代高松駅構内の線路と線路の幅を調べるのに使えそう。駅構内で写真に写る線路線の幅を測る事が出来そう。1つの線路のレールとレールの幅がわかっているので、横側の線路までの距離が出せそう。

初代高松駅舎の南部の線数を、もう少し詰めれば、線数X(横側の線路までの距離)で駅舎の南北の位置確定に使えそうです。

 

この写真を見ていますと明治の先人の方々の活気、くふうや実用的、合理的な運営が見えてくるようです。

 

重要な1枚になるかとおもいますので掲載できるようにしたいと思っています。とりあえずリンク先で絵葉書をご覧ください。

ひとまずこちらの絵葉書からわかる事をお書きしました。またまた乱文お許しを・・・・

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