ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

3 女流棋士との対決 3ページ目 

2009-08-30 11:08:15 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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二人は、食事とワインを楽しむため、別室に移った。


社長    清水王将は、最近ソムリエの資格を取ったのですね?

女流棋士  社長は、いつもおいしそうにワインを飲んでいたので、二十歳になっ

      たら飲みたいと憧れていたのです。

社長    そうでしたか?

女流棋士  それで、二十歳になったらすぐに、ワインスクールの初級クラスに

      入門したのです。

      その時、ワインの奥深さに感動して、その後中級クラス、上級クラス

      、ソムリエコースと進み、ついにソムリエ資格まで取ってしまったの

      です。

社長    それは、おめでとう。

女流棋士  ワインスクールだけだったら、こんな早く資格をとれていないと思い

      ます。
      
      稽古の後、おいしいワインを頂いて、グランヴァンについて、随分と

      味覚経験をさせて頂いたからだわ。

社長    そう言ってもらうとうれしいね。

      ところで、先生は、ワインのテイスティングの時、直感派ですか、熟

      考派ですか?

女流棋士  将棋に例えれば、直感で最善手の閃きを得て、そこからしっかり読み

      を入れて、最善手かどうか確認しますね。