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大谷 翔一がグラビアアイドルを雑誌から取り出すことができ、マジシャンゼロの
特番が放送された日から一ヶ月が経っていた。
大谷は、落書き仲間の池山 直樹に、隠れ家用にワンルームマンションを借りさせ、
ヤフーのオークションで一日5万円前後稼いでいた。
テーブルの上には、大谷が呼び出した一万円札が数枚並べられていて、
その一枚を池山が手に取り、しげしげと眺めている。
「翔一リーダー、オークションで稼ぐより、一万円をそのまま使った方が
手っ取り早く、もっと儲かるのでは?」
「今、オークションで販売している妖怪ウオッチ零式は、2週間存在させる
ことができるが、それが消えて、盗まれたと思っても警察に届けないだろう。」
「一個当たりの単価は高額ではないから?」
「そうだ。ところが、俺たちが一万札を大量に使って、それが消えたら、警察に届ける
者が何人も出るだろう?
すると警察の捜査が入り、買い物した店の防犯カメラに共通して俺らが
映っていて、怪しまれる。」
「でも消えてしまっているから証拠は何もないでしょう?」
「ああ、逮捕されて、罪に問われることはない!
しかし行動を監視されるので、俺らの楽しみの落書きができなくなる。」
「あっ、そういうことですか」
「それにもう一つ理由がある。」
大谷 翔一がグラビアアイドルを雑誌から取り出すことができ、マジシャンゼロの
特番が放送された日から一ヶ月が経っていた。
大谷は、落書き仲間の池山 直樹に、隠れ家用にワンルームマンションを借りさせ、
ヤフーのオークションで一日5万円前後稼いでいた。
テーブルの上には、大谷が呼び出した一万円札が数枚並べられていて、
その一枚を池山が手に取り、しげしげと眺めている。
「翔一リーダー、オークションで稼ぐより、一万円をそのまま使った方が
手っ取り早く、もっと儲かるのでは?」
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「今、オークションで販売している妖怪ウオッチ零式は、2週間存在させる
ことができるが、それが消えて、盗まれたと思っても警察に届けないだろう。」
「一個当たりの単価は高額ではないから?」
「そうだ。ところが、俺たちが一万札を大量に使って、それが消えたら、警察に届ける
者が何人も出るだろう?
すると警察の捜査が入り、買い物した店の防犯カメラに共通して俺らが
映っていて、怪しまれる。」
「でも消えてしまっているから証拠は何もないでしょう?」
「ああ、逮捕されて、罪に問われることはない!
しかし行動を監視されるので、俺らの楽しみの落書きができなくなる。」
「あっ、そういうことですか」
「それにもう一つ理由がある。」