☆今日のメニュー
○17:00までに
《クライミング組》
筋トレ:1年70回3セット、2・3年120回3セット
※筋トレ日の練習用に各自来週までに縄跳びを購入しておいて下さい。
《団体戦組》
前日までの疲労をとるため、本日の練習はグラウンドで行います。詳細は仮キャプテンに昼休み伝えます。
○17:15~生物講義室にて団体戦組引退式
○18:30~新キャプテン選出
☆県内の高校で部室荒らしが多発しています。本校もいつ狙われるか分かりません。貴重品や制服(女子)の管理、施錠には十分配慮しておいて下さい。
☆今日のコメント
フィジカルトレーニングの重要性
~クライミング組必読・縦走組も応用してね~
私が高校時代甲子園で140kmの剛速球を投げるピッチャーは一人か二人くらいしかいませんでした。より速い球を投げるためのトレーニング方法として当時はプロ野球選手でも200球とか300球とかの投げ込みが通常行われ、それがまことしやかに当然とされていました。当時その練習方法で大成する人もいましたが多くの優れた才能を持つ投手達が肩や肘の関節を痛めて消えていきました。今はどうでしょう?毎年甲子園に140km以上の剛速球を投げる投手が多数出現します。彼らは500球1000球の投げ込みをクリアしてきた投手達なのでしょうか?いいえ違います。今は、通常100球以上投げ込むことはしていません。試合でも100球を目処に投手を交代しています。では何故みんながみんな140kmの剛速球を投げられるようになったのでしょうか?それはピッチングに必要な要素をピッチング以外のトレーニングで効率よく身につけピッチングに生かしているからです。それがフィジカルトレーニングです。
クライミングに置き換えると、確かに一手でも多く登った方が良いに決まっています。しかしクライミングに必要な要素をクライミングの練習だけから身につけようと思ったら相当な時間と労力を要してしまいます。そして、実はこの罠に多くのクライマーや昔からのクライマーは陥り、未だにその重要性を本当の意味で理解できていない人も多くいます。実に他競技が20年以上前に犯した過ちをを未だに引きずっているのです。
最近日本もやっと本格的にその重要性を認識しはじめました。それはクライミング先進国(ヨーロッパ)がその様なトレーニングを行っているからです。しかし、決して臆する必要はありません。それらの国々が行っているトレーニングに目新しいものはなく、他の競技が取り入れているフィジカルトレーニングのクライミング版といったところです。
本校では筋トレ日の際、今ある設備の中でできるだけのフィジカルトレーニングを取り入れていますが、まだまだ足りません。各自で工夫して自分に足りない要素を補って下さい。
《主なフィジカルトレーニング》
①ストレッチングなどの関節の柔軟性・可動性を高めるトレーニング。
どだい自分の体の動かない方向にあるホールドは掴めません。手と足の位置を限定されるスポーツなのだから、可動域を広めない限り掴めないものは掴めないのです。
②主に心肺機能などを高める有酸素運動トレーニング
持久力は心肺機能と循環系に裏付けされたものです。どだい酸素とグルコースが存在しない筋肉にエネルギーは生じてこないのです。
血液を流すエンジンが1500ccのものを積んでいるのか3000ccのものかで、馬力も持久力も異なってきます。本校卒業生でジュニアオリンピックで優勝した選手や成年男子の茂垣さんも実は縦走をさせると相当な選手なんです。また、持久運動を継続的に行った筋肉には、その酸欠状態から逃れるために毛細血管を発達させるはたらきが生じます。腕の筋肉に毛細血管を発達させ循環機能を高めましょう。リード競技はレストの際、血液がどれだけ筋肉に流れるかが勝負です。
③短時間内で発揮される筋力を増幅するウエイトトレーニングなどの無酸素運動トレーニング
マックスパワーは、リード競技の核心部、ボルダー競技には欠かせません。
クライミングというスポーツは体全身の筋力やバランスを用いる総合スポーツのため、以外と様々な筋肉やバランス感覚・柔軟性・神経系で補い合っていて、個々の筋肉のマックスパワーを使い切っていません。よって、クライミングトレーニングを通じてはマックスパワーは身につけられにくいのです。局所的・集中的にウエートトレーニングすることにより、その筋肉のマックスパワーを高めることで総合スポーツの一部を補いましょう!
《その他》
高校からクライミングを始めた選手は、身体の発達段階の見知からすると、神経系やバランス感覚の発達段階を年齢的に終えているために小中学から始めた選手と比べて大きくビハインドを背負っています。今からこれらを補うためには数倍の努力とその他のまだ発達段階途中の要素(メンタル・フィジカル等)で穴埋めしないと仕方ありません。その事をよく認識して一層の努力をして下さい。
○17:00までに
《クライミング組》
筋トレ:1年70回3セット、2・3年120回3セット
※筋トレ日の練習用に各自来週までに縄跳びを購入しておいて下さい。
《団体戦組》
前日までの疲労をとるため、本日の練習はグラウンドで行います。詳細は仮キャプテンに昼休み伝えます。
○17:15~生物講義室にて団体戦組引退式
○18:30~新キャプテン選出
☆県内の高校で部室荒らしが多発しています。本校もいつ狙われるか分かりません。貴重品や制服(女子)の管理、施錠には十分配慮しておいて下さい。
☆今日のコメント
フィジカルトレーニングの重要性
~クライミング組必読・縦走組も応用してね~
私が高校時代甲子園で140kmの剛速球を投げるピッチャーは一人か二人くらいしかいませんでした。より速い球を投げるためのトレーニング方法として当時はプロ野球選手でも200球とか300球とかの投げ込みが通常行われ、それがまことしやかに当然とされていました。当時その練習方法で大成する人もいましたが多くの優れた才能を持つ投手達が肩や肘の関節を痛めて消えていきました。今はどうでしょう?毎年甲子園に140km以上の剛速球を投げる投手が多数出現します。彼らは500球1000球の投げ込みをクリアしてきた投手達なのでしょうか?いいえ違います。今は、通常100球以上投げ込むことはしていません。試合でも100球を目処に投手を交代しています。では何故みんながみんな140kmの剛速球を投げられるようになったのでしょうか?それはピッチングに必要な要素をピッチング以外のトレーニングで効率よく身につけピッチングに生かしているからです。それがフィジカルトレーニングです。
クライミングに置き換えると、確かに一手でも多く登った方が良いに決まっています。しかしクライミングに必要な要素をクライミングの練習だけから身につけようと思ったら相当な時間と労力を要してしまいます。そして、実はこの罠に多くのクライマーや昔からのクライマーは陥り、未だにその重要性を本当の意味で理解できていない人も多くいます。実に他競技が20年以上前に犯した過ちをを未だに引きずっているのです。
最近日本もやっと本格的にその重要性を認識しはじめました。それはクライミング先進国(ヨーロッパ)がその様なトレーニングを行っているからです。しかし、決して臆する必要はありません。それらの国々が行っているトレーニングに目新しいものはなく、他の競技が取り入れているフィジカルトレーニングのクライミング版といったところです。
本校では筋トレ日の際、今ある設備の中でできるだけのフィジカルトレーニングを取り入れていますが、まだまだ足りません。各自で工夫して自分に足りない要素を補って下さい。
《主なフィジカルトレーニング》
①ストレッチングなどの関節の柔軟性・可動性を高めるトレーニング。
どだい自分の体の動かない方向にあるホールドは掴めません。手と足の位置を限定されるスポーツなのだから、可動域を広めない限り掴めないものは掴めないのです。
②主に心肺機能などを高める有酸素運動トレーニング
持久力は心肺機能と循環系に裏付けされたものです。どだい酸素とグルコースが存在しない筋肉にエネルギーは生じてこないのです。
血液を流すエンジンが1500ccのものを積んでいるのか3000ccのものかで、馬力も持久力も異なってきます。本校卒業生でジュニアオリンピックで優勝した選手や成年男子の茂垣さんも実は縦走をさせると相当な選手なんです。また、持久運動を継続的に行った筋肉には、その酸欠状態から逃れるために毛細血管を発達させるはたらきが生じます。腕の筋肉に毛細血管を発達させ循環機能を高めましょう。リード競技はレストの際、血液がどれだけ筋肉に流れるかが勝負です。
③短時間内で発揮される筋力を増幅するウエイトトレーニングなどの無酸素運動トレーニング
マックスパワーは、リード競技の核心部、ボルダー競技には欠かせません。
クライミングというスポーツは体全身の筋力やバランスを用いる総合スポーツのため、以外と様々な筋肉やバランス感覚・柔軟性・神経系で補い合っていて、個々の筋肉のマックスパワーを使い切っていません。よって、クライミングトレーニングを通じてはマックスパワーは身につけられにくいのです。局所的・集中的にウエートトレーニングすることにより、その筋肉のマックスパワーを高めることで総合スポーツの一部を補いましょう!
《その他》
高校からクライミングを始めた選手は、身体の発達段階の見知からすると、神経系やバランス感覚の発達段階を年齢的に終えているために小中学から始めた選手と比べて大きくビハインドを背負っています。今からこれらを補うためには数倍の努力とその他のまだ発達段階途中の要素(メンタル・フィジカル等)で穴埋めしないと仕方ありません。その事をよく認識して一層の努力をして下さい。