すばらしいダービーだった ［レアル-アトレティコ ２－１ リーガ26節 ］

すばらしいゲームだった。
レフリーが水を差すこともなかった。
レアル・マドリードは、何よりよく走り、勝利を手にした。
ロナウドを外したのが正解だった。
彼がチームを駄目にしていたことがよくわかった。
彼のためにラウルが駄目になった。今期でいえばバティスタが気をつかってセビリアのときのように爆発できずにいる。
マドリードの人々が彼をよく思うわけがない。
昨シーズンの大切な時期に、結婚式で同僚たちをパリにつれていったあのことを忘れるはずがないのだ。
プレーでもかつての凄みはない。もはや全盛期は過ぎ、下り坂に差し掛かっているのだ。
カッサーノの動きはスピードにあふれ、裏をとる抜け出しもあり、ロナウドよりはるかにスリリングだった。これにかむバティスタもよかった。

サルガドがすばらしく、ペトロフに何もさせなかった。
Fトーレスも自由にさせなかった。
だが全体としては、アトレティコガ見劣りがしたわけではない。
互角、いやそれ以上だったといえるかもしれない。追いつくチャンスも何度となくあった。
しいて言えばツキがなかったということだろう。
しかしとにかく今日のレアルは、激しいファイトと絶対に勝つんだという高いモチベーションという点で、アトレティコを上回っていた。
それが勝因だ。

ペレスが辞任したことには、本当に驚いた。
これこそ100年の歴史、サッカーというものが文化そのものだということなのだろう。
ジーコにような男に代表監督をさせるようなお国柄ではないのだ。

［リーガ26節 レアル-アトレティコ　２－１］