命の危機のときがありました。
14年前。
自分が生きていることが苦しくて
悲しくて
情けなくて
どんな音楽も
どんな言葉も
全て虚ろに思えていたとき
出会ったのが、一冊の本でした。
ただ、天井を見て息をしているだけの私に
優しく、あたたかい言葉が寄り添ってくれました。
いつも会えるように付箋をつけて
今も常に一緒にいます。
この出会いのおかげで、
私は本が大好きになり、自分を肯定することを
学びました。
いつか、寂庵に行けるようにと。
ありがとうの言葉では追いつかないくらいの感謝をこめて。