大学1年の冬、交際を申し込んだ東京女子大の女の子に振られた。当時、西荻窪のアパートに住んでいて、東京女子大までは歩いて行けた。振られて歩いて帰る道すがら涙が出てきて、わんわん泣きながら歩いていた。夜の7時か8時頃だった。お巡りさんに呼び止められ、職質を受けた。泣きながら歩いている不審な男と思われたのだろう。女の子に振られた帰り道と話すと、急に同情的になり、色々と慰めてくれて、もっといい娘がいるよと盛んに励ましてくれた。職質受けて励まされるとは、今ではいい思い出。その娘とはその後付き合ったけど、結局上手くいかなかった。昭和の末期の思い出です。その頃はまだお巡りさんにも人情があった。
いい時代だった。