
当時の“少女フレンド”は漫画だけではなく、
芸能記事などもあった。
半年ほど芸能担当をやったあと、
男(やつ)は、漫画班に移ってきて、前原の担当になった。
男(やつ)の自慢は、
山口百恵と手をつないだことがある!と
浅田美代子を後ろから抱きしめたことがある!
…だった。
詳しく追求すると、
伊豆の踊り子のロケの時、百恵ちゃんが岩場で足を滑らせ、
たまたますぐ近くにいたので、手を差し伸べた、だけ。
美代子ちゃんは、撮影の時、抱いていた子犬が動くので、
写真に写らないよう、後ろから手を回して犬を押さえる役だったらしい。
拓郎の大ファンで、“人間なんて” ララ~♪ララララ ラ~ラ♪を
処かまわず熱唱する。
ついでに陽水の“傘がない”も。
私を、ゴキブリの出てきそうな汚い飲み屋のカウンターに
座らせ、
「早稲田の学生なら、こういうとこに来なきゃダメだよ」
と力説する。(いつの時代の早稲田だよ……)
他の編集さんは、みんな、銀座のバーとか、高級ステーキ店とか、
フランス料理とか連れてってくれたのに……。
熱すぎる奴だった……。
「俺、海に向かって、ばかやろうーーーっ!」って叫ぶ漫画が
好きなんだよね」
白けて答える前原。
「私…、そういうの嫌いなのよね…」
心の中で、『なんだ、こいつ……』って思ってた。
むこうはむこうで、
二十歳そこそこの小娘が、「先生」っておだてられて
いい気になって…って、思ってたらしい。
全然私のシュミじゃなかったのに……、
なぜか今、旦那になってる………。
(この回つづく…)
なんで、そいつが旦那か、いまだに謎なんですが・・・
社会人になって何年か振りに会うと大人になってるから、錯覚おこすんですかね~
でも、確かにお互い遠慮なしです。
なんせ、花も恥じらう高校時代、鍵をかけないでトイレに入ってたら、開けられてしまい(もちろん、故意じゃなく)、あられもない姿をみられてしまった過去が・・・
(真剣に嫁にいけないと思ってました・・・)
まさか、そいつと結婚するハメになって、おまけに高熱で苦しんだときは、座薬も入れてもらうような関係になってしまうとは。。。
こちらを読んで
ジーンズの杜からの舵くんを思い出しました。
内容はほとんど忘れてしまいましたが(おい…)、
モデルはほとんど私の周りの男たち&実話がほとんどです。