五十嵐貴久『年下の男の子』に続いて、五十嵐氏の作品を読んだ。『こちら弁天通りラッキーロード商店街』と言う作品だが、この作品も甚だしく軽い。『年下の男の子』や『1981年のスワンソング』と同じく軽いノリで読める作品だ。決して深く考えないで読む作品だ。梅田への往復電車の中で読めてしまった。
実際にこの作品の中で登場する商店街だが、日本の多くの地方都市で実際こうなっている気がする。それを実際に復興させるのは、現実問題としては、厳しい状況だ。この本の中で、均一100円で売れば良いと言う簡単な話ではないし、実際にそれを個人商店がしようと思っても実現は無理だろう。だからこそ、軽き気持ちで読んで欲しい。まともに考えたら何もできないのも事実だろうから。
![]() | 書籍名:こちら弁天通りラッキーロード商店街 縦1段組み380ページ |
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