社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

神永 学『心霊探偵 八雲9 救いの魂』

2012-06-09 13:57:47 | 趣味(読書)

神永 学『確率的捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』に続き、氏の作品だ。あいかわらず氏の作品はなぜか読みやすい。この作品も読むのに一日もかからなかった。奥様曰く、字が大きいとの指摘あり。確かにそう言われて見れば、文字サイズが大きい。1ページに17行しかない。下手な文庫より少ない?そうか確かにこれだと、早く読めるはずだ。年より向きかも知れない。

さて、神永氏はこの作品が一番有名と言うか、代表作であり、デビュー作でもある。そしてこの作品がその9となっている様に、既に8作品発表されている。しかしなぜか私はこの作品を今まで読んでいない。もちろん知らなかった訳ではないし、氏の他の作品は好きだ。そして奥様は全て読んでいるが・・・。

実は氏のこの作品は余りにも人気がある為、すこし時間がたってから読もうと今まで敢えて読まなかっただけだ。そして今回は気まぐれに読んだ。これもあっという間に。そうするとやはり、毎度の事ながら、その1つまりデビュー作を読みたくなってきた。

と言う事で、おそらく近いうちにデビュー作『赤い隻眼』を読む事になるだろう。

さて、本作品は、前作と言うかこのシリーズを初めて読んだ為、シリーズ上の繋がりが良く見えないが、本作品の中だけで言うと、下記書籍紹介の登場人物以外の人物。つまり、新興教団<慈光降神会>の教祖峰岸京佳、同じくその教団を峰岸京佳と二人で起こした檜山健一郎。そして蒼井秀明の妹の優花。この3人が大きく絡んでいる。そして・・・。

七瀬美雪との戦いで、八雲が左目を負傷し、霊の魂を見る事ができなくなった?

しかし晴香はこのとき、次の事件が始まっているとは、知る由もなかったーーー

と次の作品を予告されているので、近い内にまた発表されるのだろう。

CCF20120609_00000 書籍名:心霊探偵 八雲9 救いの魂
著 者 :神永 学
発 行 :平成24年3月31日
発行者:井上伸一郎
発行所:株式会社角川書店
印刷所:株式会社グループパブリシング
ページ数:縦一段組みの440頁
製本所:本間製本株式会社
定 価 :1200円+税
累計300万部突破の大人気シリーズ!
待望の最新刊
最終章、突入
残り少ない学生生活、八雲と晴香に最後の事件がー!?
主な登場人物
斉藤八雲……赤い左目を持ち、死者の魂をみることができる能力をもった大学生。
小沢晴香……八雲と同じ大学に通う大学生。八雲との距離に悩む。
後藤和利……元刑事。退職後、心霊専門の探偵を始める。
石井雄太郎……刑事。後藤の元部下。
「未解決事件特別捜査室」所属。
宮川英也……刑事。元刑事課長。
後藤の退職後、石井の面倒を見る。
土方真琴……新聞記者。石井に想いを寄せる。
蒼井秀明……八雲と同じ能力を持つ青年。

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