高倍率ズームと言うとどうしてもアナログの銀円写真の時から一眼レフ機を選択せざるを得なかったが、ここ数年の進化が凄まじく、コンパクトデジカメより、チョッとサイズが大きいぐらいで、デジタルカメラの一体型レンズ(つまりレンズ交換不可)で、実現されてしまった。しかもそのズーム範囲は、広角側(24ミリ~28ミリ)から望遠側(18倍~24倍超)まで、しかも3脚なしで素人でも撮影できるようになって来た。
しかし、私がこの高倍率化の先鞭をつけたOLYMPUS CAMEDIA SP-550uzを真っ先に購入し、使った実感から、他のネオ一眼機や一眼レフとの比較をしてみると、他のデジカメもそうだが、これ一台で全てカバーできる物は、今の所存在しないと考えている。どうしても一長一短があり、それぞれ得意不得意な物が出てくる。
結局私が、今デジカメを多く(コンパクト2機種、高倍率ズーム機3台、一眼レフ2台)使用しているのは、上記の様に高倍率ズームがあればそれ一台でカバー出来るかと言うと、なかなか出来ないからだ。これは今までの当ブログで多くの写真を掲載しているし、その時に気になった点は掲載してきている。
さて、高感度撮影と言えばFUJI、今使用しているF30fdと最新型と中古の仕様を比較してみたでは、そろそろコンパクトデジカメで、一台でカバーできる製品を手に入れたいと考えているが、恐らくこれも願いはかなえられないだろうと思っている。
一方、前回行って調査したカメラのキタムラで、高倍率ズーム機の中古や新品を、新たに見かけ、チョッとこちらも興味が出てきているので、私が現在使用している、高倍率ズーム機とその仕様を比較して見た。
Panasoic Lumix DMC-FZ38 |
Panasoic Lumix DMC-FZ18 |
NIKON COOLPIX P90 |
OLYMPUS CAMEDIA SP-590uz |
Panasoic Lumix DMC-FZ50 |
OLYMPUS CAMEDIA SP-550uz |
FUJI FINEPIX S6000fd | |
価格 | 39,300円 | 19,800円(中古) | 29,900円 | 3万強(?) | 約33,000円、Panasonicとして安価版一眼レフG1が発売され、この機種が下落した為激安で衝動買い。 | 新品の発売後すぐだった為、かなり高く購入(5万円強?) | 31,000円、生産中止直前の叩き売りで、激安で購入。 |
ズーム倍率 | 27ミリ~486ミリ(18倍) | 28ミリ~504ミリ(18倍) | 26ミリ~624ミリ(24倍) | 26ミリ~676ミリ(26倍) | 35ミリ~420ミリ(12倍) | 28ミリ~504ミリ(18倍) | 28ミリ~300ミリ(10.7倍) |
画素数 | 1210万画素 | 810万画素 | 1210万画素 | 1200万画素 | 1010万画素 | 710万画素 | 630万画素 |
ISO | 6400 | 6400 | 6400 | 6400 | 3200 | 5000 | 3200 |
光学式手振れ補正 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
撮影枚数 | 470枚 | 400枚 | 200枚 | 340枚 | 360枚 | ー | 200枚 |
重さ | 367g(本体のみ),414g(バッテリー,カード含む) | 360g(本体のみ),407g(バッテリー、カード含む) | 460g(本体のみ) | 435g(本体のみ) | 668g(本体のみ),714g(バッテリー、カード含む) | 365g(本体のみ) | 570g(本体のみ),660g(バッテリー、カード含む) |
記録媒体 | SD/SDHC | SD/SDHC | SD/SDHC | xDカード マイクロSDカード |
SD/SDHC | xDカード | xDカード |
その他 | 高速起動、高速FA、光学式手振れ補正は強力 | 光学式手振れ補正は強力 | 撮影枚数が少ないが、高倍率ズーム。 | ー | 光学式手振れ補正は強力。 | AFが遅い。高倍率では手振れが発生。AFが遅い。 | 光学式手振れ補正なしだが、高感度の高速シャッターで殆ど問題なし。 |
結論からすると、試して見ないと分からないが、PanasoniのFZ18とFZ38を上記の掲載したのは、私の興味がそこにあるという事になる。元々PanasonicのFZ1シリーズから使っているが、光学式手振れ補正はかなり強力であり、是非とも試したい機種である。つまり今使っているFZ50の弱点は、広角側がない、重い、被写体ぶれは防ぎようがないが、一方でバリアングルモニターは最高であり、手動式のズームリングも捨てがたい魅力だ。しかし今後を考慮すると、FZ18かFZ38がFZ50やSP550uzをカバーできるのであれば、これ一台に絞れたらと考えている。
その為には、やはりトライアルしていくしかないのだが・・・。さてどうなる事やら・・・。
一方で上記のFUJIのFINEPIXのS6000fdに変わるものが、実はまだない。これ一台で殆どの場合は片付いてしまう。このデジカメの捨てがたいところは、広角ズームと、高感度撮影に尽きるが、此れをカバーするデジカメが今の所見当たらない。従って、PanasonicのFZ18、FZ38を試して見ても、おそらくこの考えは変わらないだろう。
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