社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

2015年の統括(2:趣味を楽しむ)

2016-01-09 20:55:06 | セカンドライフ

2015年の統括(1:地元での社会貢献)その2だ。

二つ目の趣味を楽しむと言う意味では、昨年はフルートが一番の趣味となった気がする。その余りにも難しい楽器を未だに克服できず、それでも好きで好きで吹きたい思いが毎日持続している。そして人前で演奏するという過激で無謀なトライを、何んと、習って1年以内に三度も経験したのは大変貴重な経験となった。

最も最初の演奏はフルートを習い始めて4ヶ月後の、私の定年の激励会だった。後輩の幹事からイベントの目玉としてぜひとも演奏してくれと依頼された。且つ当日はアルコールも入り、演奏前の緊張などは殆どなかった。しかし演奏すると、すぐ途中で音を出す事ができなくなり、観客から、「がんばれ頑張れ!」と応援されながれ、なんとか演奏した。演奏した曲は「エーデルワイス」。

その後の8月末のフルートの先生の門下生の発表会では、リハーサルで、手も足も震え、最初の音さえも満足に吹けず、そして吹く前の余りの緊張で、逃げ出したくなり、本番では、更にまともな演奏すらできなかった。演奏曲は「マリーの金婚式(La cinquantaine)」。この曲を選んだのを後悔したが、この曲のせいではないと思う。

そして3回目が、年末のにほんご教室のイベントだった、皆が歌うのに合わせてフルートを演奏すると、簡単に引きうけて、その恐ろしさに、再度気付いたのは、イベントの一か月前だった。しかし、このイベントでフルート演奏するのが、フルートをヤマハで習い始めた一番の目的だった。従って、逃げずに死に物狂いで本当に毎日何十回も何十回も練習した。当日のリハーサル。まただめだった。にほんご講師の人たちが歌うのに合わせて「君をのせて」を演奏した。途中で全く音が出なかった。このイベントの演奏曲は2曲だった。2曲目は「エーテルワイス」。歌は最初日本語、続いて英語。何んとか曲になった。知りあいの先生へは、どうしてもあがってだめなんですと言い訳しながら…。

そして本番。「君をのせて」は、明らかに失敗したと思う。でも何んとか終えた。8月末の演奏を考えると遥かに腕は上がった気がした。次の「エーデルワイス」は、何んとか曲にする事ができた。マイクを使って歌っている皆と音を何んとか合わせる事も出来た。終わった瞬間、本当にホットした。

分かった事は、上がってもちゃんと吹ける経験を積めば、なんとかなると言う事だった。8月末より劇的に進歩したのは確かだった。おそらく、後数回、本番を経験する事ができれば、本番でも何んとかなりそうだ。

と言う事で、日によっては、半日以上をフルートの練習に費やした事になる。それでも、苦しい事はなく、楽しく何回でも何回でも練習できた。それだけフルートが好きになった事が一番大きい。

その一方で未だフルートを吹くと、一発目の音出しには不安があり、まったく音がでない時があるし、また吹いている途中で音が上手く出ない事がある。これが未だ大きなストレスであるのは間違いない。

 

さて、そのフルートのストレスに対して、もうひとつ別の楽器も練習したいと考え始めたのが、実は昨年の9月頃だった。8月末のフルートの発表会が終わっていた事もあり、何んとも気楽にバイオリンの体験レッスンを気楽に受けてしまった。そしてバイオリンを習う事にした(1:映画「マエストロ!」を見た)バイオリンを習う事にした(2:私の時間 初めての3カ月コースを受講する事にした)

バイオリンを選んだのは、フルートの経験から、その楽器を演奏するのが、とにかく難しい事だった。これからの残りの人生を過ごす上で、フルートの様にまともに弾けるようになるのに、数年かかる物にしたかった。そしてやはりその楽器が好きになれるような物。と言う事でバイオリンを選んだ。

そして、あっという間に、初めての3カ月コースが過ぎてしまった。がやはり当初の予定通り、3カ月では、まったく一曲も弾けていない。いやそれ以前だ。フルートの場合は3カ月で、ソラシだけだった。しかもそれさえも安定はしなかった。鏡を見ないで、音出しも出来なかった。

バイオリンの場合はと言うと、とりあえず、開放弦のみで、4つの音は確実に弾く事はできる。そうソレラミだ。しかもこれだけで弾ける曲はあるようだ。つまり開放弦だけで言えば、既に音は確実に出る。綺麗な音かどうかは別にして。

フルートとバイオリンがどちらが難しいか?これに対する答えとして、バイオリンはフルートの3倍ぐらい難しいと言う意見などもネットであったが、最初の簡単な曲を弾けるようになると言う意味ではどうもバイオリンの方がフルートよりやさしそうだ。しかも、フルートでは私の場合、唇の角度や位置の違いで、まったく音がでなくて、頭に来て強く吹き鳴らした事があった。もちろん強く吹いたからといっても全く音はでないのだが。そしてフルートをたたきつけそうに何回もなったが、いまの所、バイオリンはそのようなストレスはない。奥さまや娘は私のバイオリンの練習を聞くのは嫌がるが……。

 

当初練習する予定だった楽器の一つ、アコースティックギター、そして夏ごろ衝動買いで手に入れたウクレレ。いずれも余り練習できていない。これらの楽器は独学でレッスンには通っていない。そしてフルートの経験から、独学で練習するのは、難しいと言う事を再認識した。フルートのレッスンは、週一回、月ではわずか3回しかない。しかもレッスン時間はわずか30分。しかしこれで十分だった。そして私の場合は昨年たまたま3回演奏の機会があったが、フルートの先生の発表会は毎年1回8月末に設定されている。これが、やはり練習を継続できるモチベーションとなり、そして間違いなく上達する事につながる。練習した事を確認してもらうレッスンとその成果を発揮する為に必死に練習する年一回の発表会。なかなか良くできている。

と言う事で、バイオリンも月2回のグループレッスンだが、おそらくこれで十分だと思われる。一緒にレッスンを受けている方もいるので、これもお互いに足をひっぱらないように、適度に頑張るしかない。やはり恥はかきたくないし…。そしてグループレッスンでは、アンサンブルが可能だ。練習者同士で、あるいは先生も含んで3人でのアンサンブルも可能だ。フルートのプライベートレッスンとは別の楽しさを発見した。


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