今回は、乃南アサ『あなた A-Na-Ta』以来の乃南氏の作品の紹介だ。この作品も偶然に手にとった事から、久しぶりに読んでしまった作品だ。しかも氏の作品の中では、あっという間に読める作品だった。
タイトルからすると、一瞬東野圭吾氏の『さまよう刃』と同じような作品ではないかと思った。が帯の「直木賞受賞作、待望の新装版」を見て、「ふーんそうなんだ!氏の直木賞作品なんだ!それなら読んで見よう」と思った。
実際は、最初の数頁で、あっという間に引きこまれた。ウーンこれは、また面白い展開だ。という面白さで、3日で、通勤時間を利用して読破した。
なかなか面白い作品だった。乃南アサ『あなた A-Na-Ta』のように、あらすじを掲載する事はしないことにする。と言うか1996年の直木賞受賞作ならおそらくかなりの方が、あらすじを知っていると思われるからだが・・・。
読んですぐ思ったのは、これはおそらく、TVドラマ化映画になるだろうと・・・。既になっていたが・・・。
つまり、それぐらい面白い作品と言う事になる。
と言う事で今更だが、改めて日本の作家の素晴らしさを知った。まだ先は長い。日本には面白い作品が沢山埋もれている。そう私が、単に知らないだけなのだが・・・。
書 籍:『凍える牙』(こごえるきば) |
私は、どこまででも付いていく。 絶対にあんたを見失わない。 女刑事・音道貴子、最初の事件 直木賞受賞作、待望の新装版 |
「ーーーー違う形で出逢えたら、よかったな」 それだけ言うと、滝沢は行ってしまった。 深夜のファミリーレストランで突如、人間が炎上した。 その数日後m天王州では無理に咬み殺された男が発見される。 二つの異常な事件の裏に隠されたひそかな繋がりとは? ヒロインの孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた サスペンス小説金字塔 |
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