社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

江上剛『ごっつい奴 浪花の夢の繁盛記』

2014-04-12 13:30:20 | 趣味(読書)

江上剛『円満退社』に続く江上氏の作品の紹介だ。この作家は面白い。また新しい面白い作家を見つけてしまった。この作家にはまりそうだ。

さて今回の作品だが、この作品はあっという間に読んでしまった。そしてこの本を読みながら、いくつかの作品を思い出した。その一つが百田尚樹氏の「海賊とよばれた男 - Wikipedia」だ。しかし更にはるか昔の作品をなぜが思い出した。原作と言うよりTVドラマだ。うろ覚えでしかないが・・・。西郷輝彦 - Wikipediaの「どてらい男(ヤツ)(1973年 - 1977年 関西テレビ) - 山下猛造 役」だ。おそらく戦後と言う時代が重なるのだろう。

と言う事で、この作品の扉にも紹介文が色々掲載されていたが、あまり気にせず読みたい作品と思う。戦後を知らない世代だからこそ読みたい作品だ。今の時代だからこそ・・・。商売の原点・基本は喜んでもらいたい事。

作品の中で、戦争を生きて帰ってきた丑松が言う言葉

二人で石鹸を作って売りました。多くの女性たちが大喜びで買って行きました。これを見て人々に幸せを与える商売を考えました。
物を買っていく人たちの嬉しそうな顔がみたいのです。
笑顔がなければ、金をはらってくれません。儲けは笑顔の対価です。それが商売の基本だと思います。

確かに商売に基本がこれだと私も思う。そしてこれは別に商売で無くても・・・。

仕事とはなんだろうか?と言う原点を考えるとそれがこれにあるのではないだろうか?特に定年が近い私としては痛切に感じる。自己満足でもなんでも良い。しかし誰かに感謝されることではないだろうか?

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書籍名:ごっつい奴
浪花の夢の繁盛記
著 者:江上剛(えがみ ごう)
発 行:2010年1月19初版発行
発行者:鈴木 哲
発行所:株式会社講談社
価 格:1700円+税

食のアメリカンドリームを掴んだ男
マクドナルドやケンタッキーも、
一軒の個人食堂が始まりだった。
日本では、戦後の浪花の焼け野原から、
この男が立ち上がった!
元銀行幹部の著者が「商いの原点」を描ききった感動の長編小説
商いの基本は、人を喜ばすことや!!
ちっぽけな定食屋の手伝いのかたわら
ヤミ商品を売って糊口をしのいだ男が、
大阪を地盤に大外食チェーンを築き上げようとしていた。
小手先じゃなく、正面突破こそが成功につながる!
いまだからこそ読みたい、痛快出生物語

さて、作品はフィクションだ。上で紹介した「どてらい男」が少し気になる。こちらは大阪の商社である山善の創業者、山本猛夫をモデルとした立志伝だ。と言う事でこの作品も改めて読んでみたい。これらの立志伝は再度私たちが仕事を考える上でまたこれから生きていく上で、ものすごく生きる力をくれそうだ!


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