社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

朝日新聞「ReライフEXTRA」よりFP藤川太氏のメッセージ『定年前は「貯め時」「使いどき」に備えを

2014-02-23 15:14:55 | セカンドライフ

朝日新聞「ReライフEXTRA」より『競争はもう卒業 団塊世代よ、楽しもう』に、ファイナンシャルプランナーの藤川太氏のメッセージが掲載されていた。これはなかなか興味深い内容だった。

定年前は「貯め時」「使いどき」に備えを

シニア世代の家計相談をしていて、最も多いのは運用に関するものです。「銀行からこんな商品を薦められた」とか、最近だと「NISA」を始めた方が良いのか」といった感じです。
投資をしたい方には「いくらまでの損なら心がおれないか」と聞きます。男性はよく投資額の「2割」と言われます。しかし、割合ではなく、額で考えないといけません。多くの人が許容できるのは損失額は100万円から200万円でしょう。半値になる恐れがあることを考えれば、倍の200万円~400万円までしか買えないということになります
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お金の「貯めどき」というのは、定年直前です。収入はしっかりあるけれど、子どもが独立して家計が楽になる頃です。余裕があるので、高級車の購入や海外旅行など支出が膨らみがちですが、定年後には、何かと出費が重なる「使いどき」が来ることを忘れてはいけmせん。30年先まで大きなイベントと費用を把握しておきましょう。
いまは二極化が進んでいるようで、厳しい生活の人も増えています。消費増税やインフレが来るのに給料は増えない。家計をやりくりしても貯蓄ができない。そんな場合はライフスタイルを見直すしかありません。専業主婦が働いたり、親と同居したりすることを提案しています。
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大半のサラリーマンの方は、財テクと言う資産運用の教育を受けていない。当社でもやっと2006年に401Kが導入されて、確定拠出型年金の運用が始まったばかりだ。スタートして既に8年経過しているが、その運用教育と言う面では、ほとんど個人任せだ。従って当社でも大半の方は自分の確定拠出型年金の運用がどうなっているかは知らない。最も知れば知っただけ、特に2008年後は余りのショックでもう何も考えられなかったかも知れない。

そう上記の投資をして心がおれない額とは?20%ではなく、このリーマン・ショック後の投資信託の暴落は50%以下になるものもあったからだ・・・。

元の元金が1000万円に対し、500万円以下となった。私のファンドには30%のものもあった。自分で銀行から購入した投資信託も50%万円が20%になった。60%の下落だった。

昨年5月23日以降の株価や投資信託の下落もこれはすごかった。7月に一旦改善に向かったが、更に8月に下落した。この時も最悪の商品で30%~40%だった。投資信託も株もそうだが、下落するのは仕方がない。そしてそれが元に戻る保証はない。

結果、投資に回せる元金とは、最悪0になるリスクを考えなければならないが、そう言う資金を持っているかどうかと言う事になるのだろう。

私も自分が所有している株や投資信託が毎回下落する度に、心臓に悪い。毎回不安になる。別に0になって困るか?困らない事はないが。そう死ぬほど後悔はしない額だ。死ぬぐらいならどうにでもなる。とう言うかそう言うポートフォリオを形成している。

私はハイリスク・ハイリターンで奥様はローリスク・ローリターンだ。私は株とハイリスクなファンド。奥様は定期預金主体だ。

今までの所私の心は折れていない。401Kの確定拠出年金のファンドが下落した時、もうこれはないモノと判断した。私は元々転職を2回しており、1社でずっと定年まで務めた方と比較してもらえる退職金は半分程と試算していたからだ。逆を言えば、これもあったから定年というのにあまり固辞しなかった。

銀行で購入した50万円の投資信託×3商品=150万円が半分以下の70万ぐらいになった時、これももうないものと判断した。いずれも投資信託と言う商品を自分のお金を持って勉強されてもらえたと。まあー失敗したのは仕方がないので、これを教訓に新たに勉強しようと・・・。そうこれぐらいでは心が折れなかった。

まだ余裕があったからだと思う。その一番の理由は、氏の指摘の通り、私が定年前で貯め時の時期だったからだ。子供たちも卒業し、家のローンも既に返していた。その分が急速に貯まる資金となっていた。

普通は、定年が近いとローリスク・ローリターンの定期等で貯める事を優先する形になるが、当家では、もちろんためながら奥さまと同時に貯めながらその貯めた資金で投資をどんどんしていた事になる。リーマン・ショック後も外貨の取引や投資信託をくり返し、そして株へと進んだ。

そして、現在ではもう先が見えている。当家では少しぐらいの評価損では心は折れない。ハイリスク・ハイリターンの意味を理解すると同時にそれを経験して来たからだ。あくまでこれが定年前であった事が一番大きい。

定年前の一番お金が貯まる時に、それを使って外車を買う等とんでもない。が実際はこのどちらでもない方が多いようだ。つまり定年前でも定年後の事つまり定年後のお金をいまだあまり考えられていない方が多いのだが・・・。

さて、朝日新聞「ReライフEXTRA」より『競争はもう卒業 団塊世代よ、楽しもう』でも掲載したが、定年後の人生を再雇用されず、つまり働かずに好きな事をやろうとするとやはり先立つモノは金と言う事になる。

定年前の貯め時の資金を使って、今のうちに資産を増やすしかない。私に残された時間はもう1年と少しとなった・・・。


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