移り変わりのすさまじく激しいIT業界。これは技術だけではなく、サービスや企業も含めてだが。従って今回掲載する書籍の発売時期からすると、もう古いとなるのかも知れないが、IT業界外からみると案外知らない事も多いと思う。実は私もこの書籍で紹介されている会社で知っていたのはmixi、はてなとろりぽっぷ(JUGEM、paperboy&co)位だった。そのmixiのサービス開始の背景なども紹介されており、なかなか面白い。friendsterと言うSNSをインドネシアのインターンから知った事がその始まりとなっている。
最もそのサービスが一定の規模になると競合が激しくなり、淘汰が始まる次のステップに既に以降しているが・・・。mixiの場合が特にそうだ。この辺はまた別の機会に掲載したい。
次世代ベンチャー9組の物語 書籍名:企業家2.0 著 者:佐々木俊尚 初 版:2007年12月3日 初 稿: 2006年1月から2007年9月まで隔週刊誌『sabra』(小学館)で連載された「Generation Z」に加筆・修正 発行所:株式会社小学館 価 格:1,300円+税 ・エニグモ ・mixi ・アブラハム・グループ・ホールディングス ・ゼロスタートコミュニケーションズ ・チームラボ ・ルーク19 ・paperboy&co. ・フォートラベル ・はてな |
マアーいずれにしても、この本の紹介にもある
「ホリエモン」終焉後のJベンチャーはとんでもないことになっていた!拝金的な彼らとは相反する独自のビジネスモデル。先鋭的な超技術志向。楽しさの追及。mixi笠原健治ほか2010年をリードする「ナナロク」世代のRealStory!!」
と言う事で、IT企業の設立背景や設立した人物の生い立ち等を知るのも面白い。確かに時代がITバブル以降のライブドア時代から更に次の時代へと動いており、この業界の生き残りの激しさが増しているが、どう変化するかを予測するのも楽しそうだ。
さて偶然か、必然かこの本で紹介されたベンチャー企業家の経歴とその起業背景を見ると以下の2つの点が共通している。
- 出身大学が著名大学と言うかトップ大学だ。
これは単なる偶然だろうか?しかも米国への留学経験者や大学卒業御に電通や三井物産などの大手就職の方もいる。
たまたまこれらの大学に入学する方が、ベンチャー精神旺盛なのだろうか?
これらの大学は以前では、卒業して大手一流と言われる企業へ就職し、ある程度の出世は確保されていたと思うのだが・・・。
それが大手企業でも変化してきて、これらの大卒であっても安泰ではなくなったと言う事だろうか?
マアーいずれにしても、ベンチャー起業を成功するのは並大抵ではなく、能力共に実力が求められる事を現しているのは間違いない。
<出身大学>
・慶応義塾大学理工学部
・青山学院大学
・東京大学文学科
・東京大学
・青山学院大学
・東京大学農学部
・東京大学
・米国カリフォルニア州立大学
・慶応義塾大学
・京都大学 - 最初から自分で起業する事を決めていた。
将来、30までに起業する事が先にあり、何をどんなビジネスをするかは決められていない。
つまり、上記の出身大学にも関係すると思うが、要は牛後(ぎゅうご)ではなく鶏口(けいこう)となる道を最初から選択しており、その為の手段としての起業だ(と思うが)。
最初から起業を考えていれば、当然そのネタを思いついた時に、それを実行できると言う事になる。それが大学卒業前の場合もあれば、就職後の場合もあるだろう。
いずれにしても、新しいビジネスを展開して行くのも大変だし、それを成功させるのも大変だ。そしてそれを継続させる事これが、一番大変だろう。
話は変わるが、この継続と言う意味では、インターネットが普及する前から存在したパソコン通信。この時の大手2社niftyとBIGLOBE。それぞれ富士通とNECと言うバックグランドがあるとは思うが今でも生き残りてプロバイダー事業と同時にWebサービスを継続できているのは素晴らしい。
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