社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

投資とは?(持株会の毎月の掛け金をコントロールしていた友人)

2013-03-17 17:22:36 | セカンドライフ

投資とは?(持株会制度)に続いて、持株会制度を利用した友人の投資についての話だ。当社には、持株会制度がある。この制度は、毎月給料の天引きにより、定額を積み立て、そのお金で当社の株を購入する仕組みだ。ボーナス月には月の定額の3倍の金額となる。そして、会社から1割を補填優遇してくれる。なかなか素晴らしい制度だ。普通の銀行に預ける金利からすれば、この10%はかなり大きい。もちろんこの10%分は所得税に対象になるが。

更に、株価がそれ以上に変動すると、この10%分も簡単に飛ぶ可能性があるが・・・。そしてリーマン・ショック後はその現実を目にした事になる。

さて、この株の毎月の定額購入はドルコスト平均法と一般的に呼ばれる手法で、一度に購入するより、購入コストが安いと言うメリットが言われている。
私は、定年まで残りがあまりなかった為、この持株会に加入した時には、毎月5万円を拠出する様にした。従って5万円×12ヶ月+5万円×3倍×2回=90万円を毎年持ち株に投資していた事になる。会社の1割分も合わせると99万円となる。

リーマン・ショック後の暴落で会社の株価は、1/3にまで暴落した。

これで手を打てばよかったが、その後もこの定額の金額を当分変更せずに放置していた。これはこれで、ドルコスト平均法で言えば、安い時に多く購入できる為、これで良かったのだろう。その後5万円から1千円に掛け金を変更したが・・・。
つまり同じ金額であれば、別の方に投資する事にした。当社の株が上がるかどうか自信もなかったからだ。これはドルコスト平均法でいけば、全く逆の対応を取った事になる。最も5万円から1千円への変更なら、辞めてはいないが、やめているのと同じ様なものだが。

さて当社のこの持ち株会の制度だが、実は毎月1回、自分で会社のシステムを使って簡単にこの掛け金を変更できる様になっている。リーマン・ショック後のある時に、友人と話した事がある。この友人はもう長い間、この持ち株会に入っていたそうだ。おそらく当社への愛着新があったのだろう。当社への一点集中投資かどうかは知らないが、何とこの当社の株価の動きに合わせて、この投資する金額(つまり掛け金)をコントロールしていたとの事。そう当社の株価が高い時は、掛け金を低く設定し、当社の株価が安くなったら、逆に拠出する掛け金を大きく設定したとの事。

この話を聞いた時に、エーそれはそうだけどそこまでやるか?と思った。そしてこの友人のマメさに驚いたが、今では凄いと逆に感心している。やはりこの友人も自分の会社への愛着心がすごいと思う。

友人は奥さまと奥様の両親との2世代住宅に住んでおり、かなり気を使う生活らしい。もっとも神経質な人間ができるとは思わないので、逆に図太いのかも知れない。そして趣味は若い時から写真だった。新聞社の写真コンテストやクラブの展示会などへ参加・出展している。阪神タイガースの猛烈なファンで応援団にも入っている。など背景はどうでも良いが、定額の掛け金での投資方法としての、ドルコスト平均法を更に突き詰めて、自分でコントロールして持ち株を増やすと言う方法は、実は相当な豆でなければできない。まるで、レバリッジ(テコの原理)をドルコスト平均法に適用したと言えなくもない。

私など大雑把な人間ではできないし、おそらく普通の大半の人間はできない。まるで考えた事もないだろう。あるとしても、毎月の掛け金を少し減らす事ぐらいだろう。

おそらく彼は401K(確定拠出年金)もコントロールしているはずだ。そう言うマメさが、実は大きな力つまりお金を作る事に繋がるのだろう。逆を言えば、そう言う事を考えられる程私には、昔は余裕がなかった。そして心の底に、別にそこまでして儲けなくとも・・・、と言うような甘さと言うかごく普通の方の共通な考えがあったような気がする。

そして今では、いやそうではない、やはりそう言うマメさが一番重要だ。これが一番の鍵だと思う。最後はやはりお金が必要となるのだから・・・。しかし今でも私には、毎月上記の友人の様に持株会の掛け金を変えるような意思はない。もっとも少し上昇気味なので、今は低いままで良いと思っているだけではあるが・・・。

前回の投資とは?(持株会制度)に引き続き、今回の友人も自分の会社を信じ、非常に長年に渡り、持株会と言う制度を究極まで利用して、投資していると言う気がした。そうこれが、投資そのものだろう。


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