何とも珍しいビジネス用途向きPukiwikiの専門書籍を購入していた為、社内イントラホームページをオープンして、密かに、一方大胆に・堂々とこの書籍を利用して、勉強していた。
前回(何とも珍しいビジネス用途向きPukiwikiの専門書籍を購入していた)で、何人かが私に要望を出てきたが、その中ですぐ私が掲載する気になった物に、お客様が開催したセミナーの資料があった。この資料はなかなか良くできており、MSのPowerPointで作成され、昨年の業界動向の総括、今年の市況とこの会社の戦略が記述されたものだった。さて確かにこれはイントラに掲載する格好のネタになると言う事で、掲載する事にした。
ところが、これが簡単には、行かなかった。そうかなり、てこずる事になった。つまり、今回イントラホームページ用にCMSとしてQHM(Pukiwikiベース:PHPで作成されている)を使っているが、今回掲載する為に用意されたPDFファイルは、5.2MBの容量があった。何が問題だったかと言うと
- イントラホームページを突然オープンしたが、私が割と簡単に準備した為、更にその後期間が空いた事から、QHMの操作を忘れてしまった。
当然、今回の様な要求は見越し、事前に試して置いた(&dlbutton)のだが、その使い方を忘れた(ファイル名の指定の仕方)。
これを思い出すと言うか、結果は別のおまじない(&ref:CMSの書式用記述言語)で処理できたので、以前使ったコマンドも含めて、来週また勉強しておこうと考えている。
と言う事で、最初の資料は、簡単にQHMの上記コマンドで添付できた。しかし問題は二つ目の2.5MBの資料だった。 - まず添付を本文の中に貼りつける以前に、ファイルアップロードに失敗しているようだった。つまりエラーは何も表示されないが、どうもCMSとしてファイルのアップロードに制限があるようだ。ここでふと考えたのは
QHMは1ページに1ファイルしかアップロードできない。あるいは1ページに1ページしか添付できない。
いくらなんでもこれはないだろう。こんな制限ならホームページが作成できないだろうと、言う事で小さなファイルを再度アップしてみた。結果は見事成功した。さてそれでは、この資料が特別なのか?と考えてみた。
ファイルの添付以前に、ファイルのアップロードに失敗しているようなので、ファイルの容量を疑ってみる事にした。
QHMのファイルアップロードのメニューを見ると、「5,120KB以下のファイル」とわざわざ表示されているのを確認し、明らかにこのファイルの5.5MBが問題と認識した。 - QHMのファイル添付(アップロード)の最大ファイルサイズが5,120KBなら、まずシステム的にこの制限を、拡大変更する事ができないか?ネットで調べ、割と簡単にできそうなので、トライする事にした。結果は、時間もなかった事とこれをクリアーしても追いかけっこになる事からあきらめる事にした。
ネットで調べると何人かの方がトライした情報が掲載されており、plugin/attach.inc.phpのパラメーターを修正すれば良い事がわかったが、上記で述べた様に事はこれで済まなかった。結局これはあきらめる事にしたが、このテストで新たな事がわかった。ネット情報では、Pukiwikiではバージョンによるが、ディフォルトの最大値を1MB、PHPも1MBに設定されているらしかった。
このplugin/attach.inc.phpの中を見ると
// Max file size for upload on PHP (PHP default: 2MB)
ini_set('upload_max_filesize', '2M');
// Max file size for upload on script of PukiWikiX_FILESIZE
define('PLUGIN_ATTACH_MAX_FILESIZE', (1024 * 1024 * 5)); // default: 5MB
となっていた。つまりPukiwikiは5MB、PHPは2MBとなっているが、実験結果は
・5.2MBのファイルは、アップロードに失敗。
・2.5MBのファイルもアップロードに失敗。
・1.5MBのファイルはアップロード成功。
となり、つまりQHMの表示も含めて、ファイルアップロード容量は、2MB以下が正解となった。
※上記のパラメーターinit_set()もdefine()もその制限を変更しても、QHMの制限は変わらない為、他の設定ファイルの修正が必要なようだ。今回は上記で上げた様に、時間がなかった為、この上限がわかれば、別の手段で回避する事にした。
掲載する資料は、スキャナーで読み込んだPDFファイルであり、これは解像度によるが、300dpiで読み込んだとの事で、これ以上あまり落とすわけにもいかない(ScanSnapFI-S300の読み取りテスト(解像度とファイルサイズ)も参考)。
と言う事で、PDFファイルの分割ソフトを使う事にした。今回は、AdobeのAcrobat(Writer)を使えば良かったのだが、これも後々の事を考えて、フリーのソフトを使う事にした。これも割と定番だと思うが、PDF Knife(papy's softwarelibrary)と言うソフトを使用した。PDFファイルを前頁分割と指定ページ抽出による分割を簡単のメニューで処理してくれるすぐれ物のソフトだ。ファイル分割と言っても実際は、指定のPDFファイルから、指定ページを抽出して、新たにPDFファイルを作成すると言うイメージだ。非常に高速に動作する。
今回は、最初と言う事でもあり、てこずったが、よい勉強をさせてもらえた。結局5.2MBのファイルを4分割した。このファイル容量で良いか?今のところはまだわからない。ScanSnapFI-S300の読み取りテスト(解像度とファイルサイズ)でも思考錯誤したが、おそらく、この手の資料は200dpiのスキャンでも良いのではないかと考えている。
※実は今回のPowerPointの印刷された資料だが、PowerPoint4ページ分が一枚のA4に印刷印刷されていた。したがって4ページ分の容量と見れば、こんなもんかなとも考える。つまり本来のPowerPoint1ページなら150dpiや200dpiでも十分だったかもしれないが、4分の1となっている為、これでも十分かなと思う。多少は制限がないと、際限なく使われる可能性もある為だが、これも痛しかゆしとなるだろう。
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