社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

再び60歳の定年以降なぜ働くのだろうか?もはや働く事が当たり前なのだろうか?

2012-10-02 07:38:59 | セカンドライフ

先日会社で先輩諸氏に話を聞いた。定年が近い先輩へは「定年後も働かれますか?なぜ働くのですか?」と。既に定年後も働いている先輩へは「なぜ働くのですか?」と。その答えは

  • やる事がない。
  • 働かないとボケてしまいそう。
  • お金がない。
  • 年金が65歳からでないと満額もらえない。
  • 働くのが当然だ。60歳でリタイアなど早い。若すぎる。
  • 上司或いは周りからお願いされた。

と言う事で、やはり60歳以降働くのはもはや当然の様だ。

しかし、私の知り合いの、企画系の部長はほとんど、60歳で退職された方が多い。品質部門の部長クラスの方も速攻で辞められている。おそらく、自分の責務を現役の時に十分果たされた思いが強い気ような気がする。逆を言えば、定年以降もなぜ苦労しなければならないのか?等の思いがあるような気がする。いずれにしても企画系の管理職が定年以降も残るのは色々問題もある気がする。つまり、自分より若い後輩が上司になった環境で、仕事を続けるのは、自分も若い上司の為にもならないと・・・。

2年前に辞められた設計の方は、周りや上司の引き止めにもかかわらず定年で辞められた。お子さんがいなかった事が一番大きいのかも知れない。奥様の田舎に帰られて、のんびり畑を耕したりして、のんびり暮らしたいとの事だった。

なんとなく共通するのは、定年まで十分働いた。もはや同じ会社で働く未練がないぐらい働いとと言う意思を感じるのは私だけだろうか。そして夢も。

私も、今同じ気持ちを持っている。そう

  • やりたい事がたくさんある。
  • たくさんやることがあるからボケている暇はない。
  • お金は少しはある。
  • 60歳でリタイアするのは早くない。十分働いた。未練が無いぐらい。
  • だらけた延長で仕事をする意味がない。夢(や出世)等の目標がないしそれはありえない。

さて、こう考える方は、珍しいのだろうか?70歳を超えられた大先輩は、稀な例だと仰る。

60歳から70歳の間はお金が必要だと。3,000万円あれば、大丈夫だと言うが、あってもそんなお金はあっという間になくなると。だから働かざると得ないと・・・。

65歳から年金が全額貰えれば、3,000万円もいらないのではないですか?と言うと、そんな事はない。年金だけで生活はできないとのきつい言葉だった。

私にはどうも良くわからない。それなら大半の年金生活者が暮らせない事になるではないか?と思いながら、それ以上大先輩と話をするのはやめた。大先輩は月30万円以上無いと暮らせない。お小遣いは月5万円以上必要だと仰る。なぜ、会社にも行く必要がなくなった時にそれだけ、入るのかが私には分からないが・・・。家のリフォーム、車の維持費、タバコ代、新聞、TV、電気ガス・・・等の話をされるがそれでも理解できない。

大先輩曰く、友人に1億の資産を持っている方の話をされた。子供達に財産を残すために、質素に暮らしていると。1か月に一回、知り合いで会って、夕食を共にするが、1,000円程度の会食で毎回ワリカンだと。しかしケチではないと。車はベンツ。靴も一足数万円。修理に8千円するが、そう言う靴や背広を使っていると・・・。しかしもう働いてはいない。しかし1億の財産を持っているが・・・。質素に暮らしていると・・・。それでゴルフも行っているらしいが・・・。

どうも私は大先輩の質素と言う意味が理解できない。価値観の違いが大分あるようだが、大先輩の友人はやはり金持ちだ。そして働かなくても十分お金を持っていると言う事だ。質素に暮らそうが、働かなくても十分なお金を持っていると言うことにすぎない。

そして大先輩は、知人を羨ましく思いながらも、同じ価値観を持たれている気がする。それを維持する為に働かれている気がする。

今年退職された大先輩と同じ年の大先輩がいらした。私が東京の単身赴任時代に毎晩のように一緒に飲みに行った方だ。今年の3月でシンドイと当社と辞められた。その後の近況がわかった。

どうもシルバー人材センターのような所に登録されて、1週間に一度駐輪場の整理や草取り等のボランティアをされているとの事。一日6,000円との事なのでボランティアではない。これを大先輩に話すると、大先輩はそんなばかな事をなぜするのかと仰る。そんな馬鹿なではなくて60以降の方には、手に職がなければ、清掃の仕事や駐輪場の管理、或いは工事現場の警備の仕事ぐらいしかないですよと私が言うと、警備の制服を指摘して、夏の熱い中でも制服を着て仕事するなんてとてもできない。ましてや冬は寒いのに・・・と。

いやそれぐらい現実は厳しいですよと言うとそれなら、なぜ会社をやめたのか?社長も続けて欲しいと言ったのに。週3回、1時間1,400円。の一日7時間なら9,800円。月は3日×4週=117,600円も手に入るではないか?と・・・。ウーン確かにごもっともだ。

しかし、会社に来ても毎日決まった仕事があれば良いが、大先輩は営業だったので、これがなかなか難しかったのだと思うが、それを大先輩に言っても理解しては貰えないだろう。

大先輩は、自分の家の木々の剪定をシルバー人材センターに依頼して、3人来てもらって、その料金が高い、なっていないと、怒りまくっていたぐらいだから・・・。そして自分で剪定する事は全く考えていないようだった。流石に芦屋のオボッチャマは凄い。しかし我慢強いし、したたかだ。

来年もまた引き続き仕事を継続してもらえるのだろうか?お金はないし、する事はないと仰っているが・・・。


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