社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

中国から購入して来たiRobotoはにせiRobotだった

2010-08-16 07:18:02 | ITについて

購入した中華Android端末:EKEN M002の限界が見え、今最も人気のiRobotへ期待し、iRobotを購入した会社の方から夏休みに借りて帰った。しかし、突然鹿児島へ帰郷する事にした(その1:飛行機代0円)為、使い倒すまではいかなかったが、結論が出た。そうどうも私がiRobot(moonse製E7001)と思っていた製品とは違っている様だ。箱のケースはiRobotと同じケースで、ロゴもiRobotとなっているが、中身がまるで違うと言わざるを得ない。要はiPadのコピーではなく、iRobotのコピー製品と考えた方がわかりやすい。事前にiRobotの名称とcpuに関しては、いろいろ情報があり、注意があったが、まさにこれに引っかかったと見てよさそうだ。もっとも購入を依頼した方も、購入してくれた方も全く素人の方なので、そもそもこの違いすら理解不能なので、私がこの説明する事も時間の無駄だ。またご本人たちがせっかくよい気分になっているのにケチをつけるのも悪いだろう。この件は私の胸にしまっておこう。要は依頼する時にかならず、cpu等の確認をさせる事が必要と私がわかっただけ助かるだろう。もし彼らに中国の買い物を頼む事があった場合だが。

DSCF0174 DSCF0180  外箱:側面にはiRobotの名称があるが・・・。

本体がちょっと違う???
CCF20100816_00000 CCF20100816_00001 取り説:もちろんモノクロの中国語版と英語版が一つになった物。
DSCF0189  DSCF0175 下側にインターフェースが並んでいる。
右はミニUSB変換ケーブル
USB機器で何が繋がるのだろうか?
と言う事でとりあえずUSBのキーボードを接続してみた。日本語のsimejiでカナ漢字入力ができた。ディスクトップのメニューも選択できた。
DSCF0204 DSCF0199 左:
左がにせiRoboto、右がEKEN M002

左:
下がにせiRoboto、上がEKEN M002
20100715152832 20100715152844 起動後のディスクトップ画面


サイドメニュー表示

従って、最初に予定していたiRobotがどれくらい使えるかを試す事が出来なかった。代わりにこのにせiRobotを今回取り上げる事にする。最大の問題であるcpuはどこにも記載がない為、推定するしかないが、VIA-VT8505( ARM926EJC,400Mhz)当たりではないかと予想しているが、正確にはわからない。何れにしてもEKEN M002のVIA MW8505 533MHzより劣る事だけは確実だろう。形状からすると、M70003(Shenzhen Sungworld Electronic)と同じ気がする。このM70003にビデオカメラが付いたイメージが最も近い。ボディ側面のスイッチ等の全く同じ様だ。

結局私が、一番最初に感じた事がそのままこの中華Android端末の性能となっている。つまりiRobotとはなにからなにまで似ていない。まさにパッチもんと言う事になる。取り説も、コピーした紙を付けた様なイメージだし、包装も汚い。この辺は明らかに、EKENの方がまともだ。ざっとEKENとの比較をまとめると

  EKEN M002 にせiRobot
形状 大変シンプル 液晶の周りが幅広く不細工。
スイッチ 電源(戻る)ボタンのみ。
戻るボタン、電源スイッチ、ボリュームスイッチ。
スピーカー
サウンド再生
裏側
曲間でジージーと言う大きなノイズが発生。
下側の側面に両サイド
曲間でジージーと言うノイズが小さいが発生。
写真 デジカメの写真ではきれいに再生しない。 デジカメの写真ではきれいに再生しない。
ボディの裏が発熱(かなり熱い) ボディの裏が発熱(すこし熱い)
画面の明るさ 明るい 暗いが輝度を上げれば明るい。
タッチパネル 反応が鈍いが、なんとか使える状態 反応が悪い。cpuの反応と伴って実際はほとんどこのままでは使い物にならない。
電源 フル充電後約2時間 おそらくM002より持つだろう。
インターフェース 30ピンUSB ミニUSB変換アダプター
サスペンド(ハイバネーション) なし
単に画面が暗くなるだけ。手動でWiFiを止める事は出来るが。
あり。

と簡単に書いたが、結局両機種とも

  1. デジタルフォトフレームにも使えない。
  2. 音楽プレーヤーにもならない。
  3. もちろんブラウザーは・・・。

となるが、EKENのM002はCFW(カスタムファームウェア)を導入した事で、レスポンスが明らかに上がった。従って上記3の用途には何とか使えそうだ。それではこのにせiRobotはEKEN M002に全くかなわないかと言うと一つ絶対的に有利な物があった。それが、サスペンド機能だ。これがあるのと無いのでは、明らかに違う。もっともこれがあったとしても、本来の機能が一つでも使えてと言う事になるが・・・。

※このサスペンド機能を試している内に、システムが起動しなくなった。と言うかサスペンドから、復帰しなくなった。壊れたかた思って、汗だくだくで30分ぐらい格闘して、なんとか起動に成功した。うーんこれ以上この端末を触るのは止めておこう。壊れたらと思うと洒落にもならない。

逆を言うと、EKEN M002のCFWバージョンにこれがあれば、なんとか使える機械と思うのだが・・・。

私が求める小型端末。それは使いたい時に使える端末(瞬間起動)。しかも場所を取らない。その実現の為には、いくらバッテリーが強力でも、サスペンド機能は必須だ。それが今回の結論かもしれない。

※一方今回の話に上げたiRobotの方は既に新型が発売されているらしい。cpuが更に強力になり、メモリーも倍積んで、OSもAndroid2が搭載された様だが、価格も倍以上になっている様だ。しかしタッチパネルの性能がまともになっていれば、その価値は十分にあると考える。最近の中華Androidの進化と言うか新しい製品の販売を見ていると、どうも半年も待つ必要がない気がしてきた。


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