社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

オープンソースのCMSからMicrosoft Sharepointにたどり着きそうだ(1)

2011-02-22 07:12:22 | ITについて

CMSを再び(joomlaを試す事にした)検討する事にした。欧米で人気があり、日本でもやっと多くの情報が得られるようになり、中小企業のポータルサイト向けに適していると言われているオープンソースのJoomlaに絞っていろいろ調査していた。ネットでは大変簡単な様に説明、PRされていたが、どうもこれも概念を理解するのにずいぶんかかった。もう少しこれで調査しようと思っていたが、技術部の業務改善計画(PDMやBOMの概念を教えても理解できない?)で、当社の業務システムを開発してくれたベンダーに相談したところ、MicrosoftのSharepointと言う製品を紹介された。私は実はこの製品を知らなかった。そのベンダーにも今オープンソースCMSのJoomlaを検討している旨を伝えていたが、実はこのベンダーが私の言うWebのCMSを理解していなかった。その為、逆に面白い製品を紹介してくれる結果となったが、そのベンダーから何回説明を受けても私が理解できなかった。しかし余りにも熱心に進める為、これでとりあえずプレゼンして貰う事にして、私の方で独自に調べる事にした。

そして愕然とした。また私が知らなかった製品が突然出現したと思った。私はこのMicrosoftのSharepointがMS Projectと勘違いしていた。そしてベンダーにそう言う話をしてもベンダーもそうですと話していたからだ。しかもこの製品は未完成(いろいろ不備)ながら2001年から存在しているという。余りにも自分の無知さにがっくりきたが、なぜ徹底的にこの分野の製品をネットでも調べ、ベンダーにも相談したりして、探したのに引っかからなかったのだろう?

私の頭にはグループウェアやCMSと言うキーワードがあったが、一方で商用のCMSを使う気が全くなかった為、このキーワードと共にフリーやオープンソースを前提に探していたからかも知れない。しかし、ネット等でこのSharepointが騒がれていた訳ではないのも事実らしい。米国でかなりの普及がありながら。

実践CMS*IA(CMSとIAを活用したWeb最適化の実践メモ)のSharePointの海外事情にSharePointについてなかなかおもしろい記事が掲載されていた。
この記事を読むと私がなぜMicrosoftのSharepointを知らなかったか?この疑問が解けた。マアー単に知らなかっただけかも知れないが。

海外のサイトでよく話題になると言う事は、逆を言えば日本ではあまり話題になっていないと言う事になる

そして海外でのSharepointの位置づけは
SharePointは安い
つまり、Windowsサーバーを導入済みの場合、機能限定版なら無料で導入できる。
インストールが簡単
既存のWindowsサーバーにインストールするだけ

このため、MS派のIT部門が好んで導入することが多い。現場が勝手にイントラネットを立ち上げることも。そして、その結果、

現場のニーズに合わず、使いにくいという不満の声が増える。中央集約によるガバナンス体制が構築できない。コンプライアンスや情報セキュリティ上の課題を抱えることも。ということが起こるため、賛否両論の声が上がる、という状況のようです。

と言うデメリットの方が強調されているようだが、これも逆を言うと、勝手に使える程簡単で、イニシャルコストが安い事の裏返しではないかと考えるられるが・・・。Sharepointが嫌われる理由があるとすればそれは、Miscrosoftとの位置関係の話ではないだろうか?そしてMicrosoft自身の日本でのマーケティングの話ではないだろうか?

現状日本では、CMSは大きく分けて、商用CMSとオープンソースがある。そしてどちらも有無料に関わらずITベンダー等が有料でサポートしている事が多い。自力で運用されている企業もあるだろうが、それは限りなく少ない。そして圧倒的にLAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)の環境で動作している物が多いと推定される。そこにシステムは無料だが、サポートする事がビジネスとなるキーがある。そしてその技術は、ネット上のオープンの世界だ。つまり多くの情報はあるが、それは自分で学ぶ世界となる。これがLinux等のオープンソースの世界ではないだろうか?

しかし、Microsoftの製品であれば、セミナーなどをMicrosoft自身でも開催するし、専門の資格を持ったベンダーがセミナー等も開催する為、ネット情報が多い必要性はない。

更にWindowsサーバーがあれば、機能限定版ながら、無料で試せる事とインストールが簡単な事そして標準インストールで、すぐ運用が開始できる為、だれの断りもなく開始できてしまう。これが最大のメリット(でありデメリット)なのだろう。

さて、この時点で、Sharepointが何者かを大体理解したが、果たしてどうなるだろうか?Sharepointは私のニーズを満たしてくれるのだろうか?

私が欲しいのはCMSではない。単にCMSと言う物が私のニーズを満たしてくれる物に近かったからだ。私が欲しいのはグループウェアではない。

私が実現したいのは、昨年立ち上げたイントラネットホームページを各部署単位で、管理して貰いたい。その為には、Webの簡単な更新とファイルの添付が簡単にできる事。そしてISO等の品質文書や貿易管理そして情報管理と言う観点から、セキュリティをレベル毎に分けてアクセス制御したいと言う事だ。そして無制限のアクセスとゴミ箱と化しているWindowsサーバーのファイル共有をやめたいと言う切羽詰まった対応をしたいのだが・・・。


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