シャープの「NetWaker」についてや工人舎のポケットPCで、ネットブックより更に小型のPC2つを紹介したが、改めて先日家電量販店のジョウシンに言って来た時にその販売価格と、シャープのNetWalkerに実際に触って見た事から、感想を掲載する。いずれも前回ネガティブな意見をどちらにも掲載しているが、今回更に疑問を感じるが、どちらもある程度成功する事を期待したい。
この両者のミニPC(と勝手に呼ぶが)は、発想が全く異なっている。その意味では両者とも思い入れがあるのだろうと思う。まずは仕様と価格を比較してみる。
シャープ「NetWalker」 | 工人舎 「PMシリーズ」 |
備考 | |
CPU | Freescale Semiconductor社製i.MX515 | Intel Atom Z510 | シャープは独自CPU?工人舎は定番のAtom |
Memory | 512MB | 512MB | 両方とも、容量は同じだが、工人舎の方は、Windows XPの為、カスタマイズなどしないと起動や、レスポンスが遅くなる事が予想される。 |
外部記憶 | 4GBフラッシュメモリー | 16GB SSD | これも上記同様で、16GBではすぐ、容量を使い果たしてしまう。マイクロSDカードスロットはあるが・・・。 |
液晶 | 5インチワイド液晶1,024×600 タッチパネル |
4.8インチワイド液晶1,024×600 タッチパネル |
どちらも同じ様な物 |
バッテリー駆動時間 | 約10時間 | 約7時間 | これも実際使って見ないと分からない。 |
重量 | 約405g | 345g | これもあまり差はないと思う。 |
サイズ | 161.4×108.7×24.8 | 158×94.2×22 | これも似たようなサイズか? |
OS | Ubuntu9.04 | Windows XP Home Edtion SP3 | これの意味する所が最大のポイントとなる。 |
価格(ジョウシン) | 44,800円(ポイント還元8,064円) | 59,800円(ポイント還元10,764円) | この差も大きい。1万5千円以上の差があるが、これは、上記のOSとフラッシュメモリーの価格が影響していると考える。 |
上記から分かるように、両者は全く同じ様でありながら、そのコンセプトと言うか、考え方が根本から異なる。つまり工人舎のPMシリーズは、ネットブックの小型化を目指した物であり、シャープのNetWalkerはどちらかと言うと、PDAの延長線に位置する製品と言える。以前PDAの思い出(リナザウルス) で掲載した。私的にはかなりの数のPDAを試したが、シャープのリナザウルス2代目C700(つまり、その後もずっとこのキーボードタイプを販売し続けた)も購入したが、これの大型版を連想させる。と言うのも、上記で掲載したように、実際にOSをシャットダウンして起動すると、1分30秒掛かっても起動できなくて、奥様から携帯での呼び出しがあり、最終起動時間を計測する事はできなかった。パンフレット等で約3秒のクイック起動とあるが、これはサスペンド状態からの復帰であり、昔のPDA(C700)その物だった。逆を言えば、シャープは、Liunxへのこだわりを持っているのだろうし、工人舎はWindows Xpと言うメジャーOSを使う事によるメリットを優先した事になるのだろう。
何れにしても、そのキラーアプリは何だろうと再び考えてしまうが、まだ見えてこない。中途半端なPCやPDAより、ポメラの方が目的がはっきりして分かりやすいのかも知れない。
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