ボーイスカウト磯城一団

奈良盆地の真ん中に位置する磯城郡(田原本町、三宅町、川西町)で活動しているボーイスカウトです。

月の輪訓練

2008年11月24日 | ボーイ隊活動
月の輪訓練とは、来年ボーイスカウトに上進するくま隊員(小学5年生代)たちに対して、ボーイ隊入隊前に準備のための各種訓練をするものである。毎年9月ごろから、くま隊員はボーイ隊の集会に参加し、ボーイ隊員の活動の様子を見たり、一緒に活動をしたりする。10月5日のボーイ隊隊集会のオリエンテーリングにも、くま隊員は参加し行動をともにした。
今回は、くま隊員のみでの訓練だ。小雨振る中、09:00にながめの丘に集合し、ロープ結びの訓練を行った。まず最初は初級章科目の本結び、8の字結び、ひとえつぎ、ふた結び、もやい結びを教わった。本結び、8の字結びは簡単だが、ふた結び、もやい結びになると、結び方を理解するまでに結構時間がかかる。科目には無いのだが、複数のとめ結びを一度にたくさんつくってしまう"連続とめ結び"が、隊員たちのお気に入りで何度も何度も練習していた。
基本的な結び方を一通り習得した後は、角縛りを習った。角縛りとは、2本の縛材を交差させて固定する縛りである。立ちかまどや食器棚などのキャンプクラフトや、信号灯、ピラミッド塔などのビッグクラフトを作成するとき必要になる。隊員達は早速試してみるが、縛材が固定されたように見えても、縛り方が緩く動いてしまうのだ。強度を増すために、縛りの最後に"割り"を入れるのだが、その時に力が必要になる。そこが小学5年生には少し難しい。
今回の訓練で、くま隊員は初級章科目の結び、角縛りを習得することができた。ボーイ隊に入隊すると、通常は見習いスカウトからスタートだが、この月の輪訓練をクリアすると、ボーイ隊入隊と同時に初級章を取得することができる。来年の4月には全員胸に緑のバッジをつけて、上進式に参加してほしい。
彼らの訓練の様子を撮った写真をボーイ隊Webアルバムにアップロードしたので、ホームページからたどって、見てほしい。