江戸川第3団カブスカウト隊の後藤隊長のブログに、先日の隊集会で隊員たちにBP(ベーデン・パウエル卿:スカウト活動の創始者)の話をされた時の様子が記されている。http://edo3cs.naturum.ne.jp/e688798.html
後藤隊長は、
「途中で少し飽きるのでは?」という私の心配をよそに子供たちは行儀よく画面を見て真剣に「ジャングルブック」の話を聞いてくれました。
と書いておられる。
私も、先日の隊集会で、BPがスカウト活動を始めるきっかけの話をして、BP最後のメッセージを読み聞かせをした。http://blog.goo.ne.jp/shiki1_bvs/e/02be7252a63211ab06d869b43c9e46d0 ビーバースカウトにはBPの話は少し難しいかとおもったが、隊員達は真剣に興味を持って聞いてくれた。大人が心配するほど、子供達は飽きっぽくはないのではないだろうか。また、今年度の隊集会から、時々、絵本の読み聞かせをしている。そこで感じたことは、基本的に子供は「話」を聞くことが好きであるということだ。
後藤隊長の記事中「話の扱い方」が参考になるので引用させていただく。(出典は明記されていないが、BPの教えと思われる。)
●話の扱い方(抜粋)
- 話を聞かせてもらうのは子供たちの権利である。
- 話を選んだら、あなた自身がその話に熟知して要点を完全に自分のものにすること。
- 話には色をつける。使う言葉や話す調子によって物語の雰囲気を作り出せる。
- 登場人物に生命と人格を与える。自分も聴衆もその人物を見ることができるような言葉で登場人物を描写する。
- 話というものはなんといっても子供を楽しませるものであり、それができれば話の要点は子供たちは自然と分かる。
- 子供たちを気楽に座らせ、あなた自身も楽な気持ちになること。
- 話すにつれ、あなたの人となりが現れる。これは印刷された書物からは望めないものだ。
自分が子供の頃に大人の話から期待や喜びを感じたことを思い出した。大人の話は子供達の将来に影響を与えるものであり、良い方向へ導くような話ができるように、日々思案しなければならないと考える。