ねこ日和 ~我輩はノラである~

自らの意思で野良になった訳じゃない
逞しく生き抜いている野良猫たちの日常

比羅夫駅のしま太郎 2011年 夏 その6

2011-08-13 13:32:11 | 比羅夫
翌朝5時過ぎ、回送列車が走り去る音で目が覚めた。こういう目覚めもいいものだ。

暫く布団の中でまどろんでから起き出す。外はひんやりとした空気で気持ちがいい。

待合室には、昨晩何処かに出て行ったきり帰って来なかったしま太郎が、ベンチの上でスヤスヤ。

しま太郎はとても甘えたがり。誰の膝の上にでも上がりこみ、満足そうにゴロゴロと喉を鳴らす。

よく猫は家につくと言われるが、しま太郎は駅につき、人にもつく。

2003年の6月にこの駅に迷い込んだというから、もう7年にもなる。

それ以来、しま太郎に逢いにこの駅に降り立つという人もいるらしい。

しま太郎は立派な駅の宿ひらふの看板猫だ。

 

 

撮影日 2011.7.29 比羅夫駅にて

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