ベルギー旅行 ５日目－５

ブルージュ駅を、午後３時に出発。



さすがに、１時間の路線で１等車に乗る人は少なく、ガラガラ。

車両に３組くらいでした。



ガラスの扉に、１が、くっきり。



座席は、２等車が２列/２列なのに対して、１等車は２列/１列。

座席はずいぶん広いなぁと感じました。


端の、向かい合わせにできる座席に座りましたが、向かい側に足を届かすのは、ちょっと難しかったです。

こちらの人のサイズに合わせて、なんでも大きいですね。


窓の外は、田園風景。







牛さんや馬さんが、のんびりしています。


途中、ゲントの駅に停車。



最初の予定では、帰りにゲントを観光しようと思っていましたが、荷物が多すぎて断念。

早めにブリュッセルに戻って、動くことにしました。



ゲントの駅をバックに、ケロタン。


これが切符。



ブルージュから、ブリュッセル。


ちゃんとここに、１等クラスと書いています。




快適な旅。





ほとんど揺れることはなく、乗り心地はすごく良かったです。


ただ、帰りに降りる駅で、大混乱。



南駅。

ＭＩＤＩ駅と、地図には書いてあるんですが、別名があるようです。

他にも、それで混乱した地下鉄駅も。


で、中央駅まで行けばよかったんだけど、なぜか南駅で降りてしまいました。。。


もちろん、地下鉄でホテルまでは帰れます。



ということで、南駅から地下鉄に乗りましたが、地下の駅は落書きだらけ。

移民の人が多い地域だと聞いた通り、なんだかホテルのあたりとは雰囲気が違います。


荷物も多いし、気を付けて戻りました。



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ベルギー旅行 ５日目－４

運河めぐりを終えて、お腹もすいてきたので、お昼に。

今日こそは、ワッフルを食べようと、朝早く広場のあたりを歩いた時に、見つけておいたお店があった。


でも、歩いても、歩いても、朝の通りに出てこれない。



途中、真っ赤な郵便ポストを発見。



あれ～、こんな通りだったかなあ。。。



あきらめて、いったん広場に戻ることにした。



う～ん、ブルージュの街は、大体把握したと思ったんだけどなぁ。。。


一本道が違うと、ずいぶん雰囲気が違ってる。

特に、朝早くは、店が閉まっているので、雰囲気がまるで違う。




途中、模様のある石畳。



こちらもきれいな模様。




でも、わかりやすい場所だったはずなんだけど・・・・・・・。




広場に戻って、びっくり。


路地の入口だと思っていたけど、広場に面していた。


外は、少し寒かったので、店の中の席に。



ふぅ、やれやれ。

と、のんびりしていたら、こんなイタズラされました。




今日は、コーヒーではなく、紅茶を頼んでみました。

ポットと出てきたのは、リプトンのイエローラベル。

お菓子がついています。



コーヒーにも、おやつ付。




そして、待ちわびた、ワッフル登場。



こちらが、ブリュッセル風。

トッピングは、自分でオーダーします。

アイスクリームと、ストロベリーをお願いしました。






生地は、軽くてサクサク。

甘みも、それほど強くはないので、アイスクリームが合います。

ついでに、イチゴにもアイスを乗っけていただきました。


念願の、ワッフル。

毎日、食べましょうね～といいながら、５日目までかかってしまって。


あとは、リエージュ風のワッフルが宿題ですね。


あんなにいい天気だったのに、食べている間に、また雨が降ってきました。

ヨーロッパの秋の天気。

曇り空で、時雨れることが多いと聞いていましたが、本当にそう。

それに、現地の人は、あまり傘をさしていません。

少々の雨なら、上着と帽子で何とかなるみたいです。

ちょっと、ぺるきー人な私たちは、小雨の中を傘なしで歩いてみたりしましたが、やっぱり濡れるのは抵抗があって。。。

なかなか、数日の滞在では、ベルギー人にはなれそうもなかったです（笑）



その後、お土産に、ゴブラン織りのバッグを探して、お店をウロウロ。

気に入った柄を、たくさん買ってきましたが、帰国すると、もっと買ってくればよかったのに。。。と思ってしまう自分が、恐ろしい（笑）


しっかり買い物して、ホテルに戻りました。


思いがけず、大荷物。

駅までは、バスがあるようなので、地図を頼りにバス停まで５分くらい歩きました。


運転手さんから切符を購入。

刻印器に２回通して、ＯＫ・・・・なんですが、ちゃんと降りることができるのか？？？


ドキドキしながら、バス停を数か所、通過。

なんとか見覚えのある駅で、降りることができました。



そして、窓口で切符を購入。

もう、手慣れたもんです。


ついでに、次の電車の時間と乗り場を確認。


あっ、帰りは１等車の切符、買いました～。

せっかくなので、乗ってみたいね、ということで、ちょっと贅沢。


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ベルギー旅行 ５日目－３

駅から来て、街の入り口付近にあった、馬の水飲み場。



馬でした（笑）


雨は、上がったばかり。

天気が回復すると、この辺りもカフェのテーブルでいっぱいになるんでしょうか。



やっぱり、石畳の道、好きです、見る分には。

写真では素敵ですが、歩くと疲れます。

慣れていないからか、緊張して歩かなければならないので、足裏が凝って、凝って。


動き回る旅の必需品、湿布薬ですね～（笑）



天気が回復してきたので、ボートに乗ろうと相談。

ここブルージュでは、５か所の乗り場があるそうです。

どこから乗っても、同じコースを回って、元の場所に戻ってくるそうなので、最初に目についた場所から乗ることにしました。


ここで切符を買って、桟橋へ。



ちょうどボートが出たところで、１０分くらい待ちました。



天気が良くなって、水面に移る光と影。

建物の模様が、揺らめく様子は、本当に綺麗でした。



桟橋の前は、こんな感じ。




ボートに乗船。

このボートに、乗れるのか、次のボートになるのかなぁと、後ろの方で並んでいたら、船の後部から座っていって、ちょうど一番前の場所になりました。

ラッキー。



隣は、運転席（笑）





彼が、運転しながら、３か国語でガイドをしてくれます。

こちらのガイドさんは、みんな、何か国語も操るんですね～。


いよいよ、運河めぐりの出発。




こんな風に、橋をくぐりますが、大丈夫と思っていても、身をかがめてしまうくらいの低さ。




さっき、白鳥を餌付けした場所にもやってきました。



残念ながら、大半の白鳥さんは、陸に上がって休憩中。






数羽は、サービス営業中（笑）





運河沿いの建物。





ここ、世界一小さい、煉瓦建築の窓だそうですよ～。








少し紅葉しかかっている、街路樹。

特徴のある、街並み。









本当に、この時はいい天気で、最高の運河めぐりができました。


　晴れ女、健在！


そして、戻ってきた、乗り場。






運河めぐりも、冬場はなくなってしまうので、ぎりぎりの季節、天候にも恵まれて、本当によかったです。

昨日１日だと、ボートはあきらめていたかも。。。

傘をさして乗っているのを見かけましたが、寒いだろうし、景色も楽しめなかったはず。

よかった、よかった（笑）


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ベルギー旅行 ５日目－２

身軽になって、昨日早足ですっ飛ばした、駅近くのほうへ向かいました。

あいにくの天気。

ホテルを出たときは、かろうじて、傘が無くても大丈夫でしたが、途中からしっかり雨。



ホテル近くの運河沿い。




大体の方向を見当を付けて、歩いたことのない道を選んでみました。


古い城壁の門のような建物。



反対側に回ってみると、やはり城壁のようでしたが、途中で切り取られていました。




ちょうど、門の下で雨宿りしていたら、入ってみたくなるような小道が。




どんどん歩くと、普通の人の暮らす、住宅地に紛れ込みました。



民家の蔦が、真っ赤に紅葉していました。




こんな道に迷い込んで、ゆっくり楽しめるのも、ツアーではなく個人旅行のいいところですね。

集合時間のない旅って、ほんと気楽でいいですよ～。


このまま歩いて、大丈夫かなぁと思いながらも、何とか目的地の湖のたどり着きました。

　今日は、迷子にならなかったぞ！！



水鳥が、せっせと餌をとっていました。




人通りのない、静かな道。



すべて貸し切り状態でした。


修道院近くの古い建物。






この辺りには、たくさんの白鳥が集まっています。

実は、今朝の残りのパンを、カバンに入れてきてます。

橋の上からパンくずを撒くと、白鳥さんたちが、、、



どんどん集まってきちゃいました。




ちょうど、運河めぐりのボートがやって来て、なんだか、そのお客さんのために演出してあげたみたいになりました。





ベギン会修道院。

今も、尼さんたちが暮らしているそうです。



雨の中の修道院。

ちょうど教会があったので、入って見学することに。

中は、撮影禁止でした。


日本語の手作りのパンフレットがありました。

気持ち、寄付をして、いただいてきました。


ロウソクも、お供えしてみました。


こじんまりとした教会ですが、古いものもたくさん残っていました。


ゆっくりして、教会から出てみると、さっきまでの雨が嘘のように、晴れ間が出ていました。










太陽の光に、雨のしずくがきらめきます。



修道院近くのカフェ。

出窓に、こんなシスターが（笑）



楽しい街です。


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ベルギー旅行 ５日目－１

このホテルも、朝食付き。

食堂は、地下に下りていきます。

フロントのおじさんが、楽しんできてね～と声をかけてくれました。


数組のお客。

ちょうど、運河に面した窓の席が空いていたので、そこに座りました。


大きなクロワッサン。



コーヒーは、ポットでテーブルにサービスされました。



こんな席。




ブリュッセルのホテルでも、毎日ゴージャスな朝ごはんで一日が始まりましたが、ここも、朝からしっかり。

さすが、美食の国。

おかげで、街でおいしそうなパン屋さんを見かけても、食べるヒマがありませんでした(*´ω｀*)


食事の終わるころ、スタッフさんがやって来て、窓を開けてパンくずを撒きました。



いつももらっているんでしょうね～。

窓の外には、たくさんの鴨が集まっていました。



ラッキーだったら、白鳥が来ることもあるらしいと聞いていましたが、この日は、鴨だけでした。


朝の遅い、秋のヨーロッパ。

やっと、明るくなってきましした。




食堂の入り口は、こんな感じ。

天井が、地下室って感じです。



フロントに上がる階段。







奥に見えているのが、フロントで、壁にはタッセルのついた鍵がかかっています。

オフシーズンなんでしょうか、半分以下の宿泊客でした。


こちらが、ロビー。



といっても、本当にこじんまりとした感じです。


この階段で、部屋に上がっていきます。





こちらは、外から入ってきた様子。






ホテルの玄関から、運河のほうを見た風景。







では、部屋に向かってみましょう。



この階段を上がって、１階。

もう一度上がって、部屋のある２階です。




２階は、あちこちに梁があって、気を付けて動かないと、大変なことに（笑）





この一番突き当りの左側が、わたしたちのお部屋でした。





部屋の窓からの、景色。







そして、泊まった部屋は、、、あそこ！！




ロフトといえば聞こえはいいですが、召使部屋～（笑）と盛り上がりました。

でも、こんな見晴らしのいい窓がついているから、召使長の部屋でしょうか（笑）


ホテルの入り口は、この小さな階段。





部屋は、シンプルですが、可愛いランプ。






ちなみに、ベッドの側の壁は、途中から斜め。

お風呂の壁も、こんな風に斜めになっていました。




こじんまりしたホテルに泊まってみたかったので、私たちは、満足。




食事をしたのは、この運河に面した、一番低い窓の場所でした。





チェックアウトして、荷物を預けて、街歩きに出かけました。





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ベルギー旅行 ４日目－５

旅行前、ボビンレースの体験ができると案内していた旅行社に電話しました。

結局、その体験は申込みできませんでしたが、担当のノリのいい男性に言われました。


『ブリュッセルにそんなに滞在するんだったら、絶対、ブルージュに宿泊してくださいよ。夜のブルージュも、すごくいい街ですから。』


最初、一日はレース三昧。

観光できなかったら、もう一度日帰りしてもいいかなぁと思っていました。

だって、電車で一時間。


でも、夜の街もいいと聞いたので、結局、自分でホテルを探して、一泊することにしたんです。



結果、泊まってよかったです(*^_^*)



ゆっくり食事を終えて、店を出ました。


思ったほど、高くもなくて、おいしくて満腹。

残してしまったのが残念だったけど、計算の時、お店の人がテーブルに来て、味はどうだったかと聞いてきたので、

『おいしかったけど、日本人には・・・』

と言いかけたら、先に

『トゥ、マッチ？』

と、笑われた。


はい、日本人には、多すぎます（笑）


歩いて、広場に行ってみた。




ここも、幻想的にライトアップされていた。

　きれ～～(*^_^*)



ブリュッセルほど、キラキラにライトアップされては、いなかった。

でも、このシックな感じが、この街にはピッタリ。



日帰りする人も多いんでしょうね。

昼間のにぎわいに比べて、夜は、人影もまばら。

まるで、物語の中に紛れ込んだような、不思議な風景でした。


広場を出て、ホテルに帰る道でも、美しい風景が。




運河にかかる橋のライトアップ。

水面にクッキリと移って、まあるいリングができていました。



ホテルの近く。


そして、帰ってきた、今日のお宿。



静かな街に、溶け込んでいました。





部屋には、べープが置いてありました。

そうそう、虫よけの、あれです。

この季節、もう、虫に悩まされることはありませんでしたが、夏場は運河沿いのホテル、ちょっと蚊に悩まされたという書き込みも、みました。

お天気が安定しないけれど、秋には秋の良さがあるんですね～。


中心部から少し離れたこの辺りは、すごく静かでした。


あした、天気になぁれ。


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ベルギー旅行 ４日目－４

レストランを探して、にぎやかな方へ。


表に看板が出ている店を中心に、見て回る。


何か、市場のような広場に出た。



あっ、ガイドブックに載っていて、今日は定休日だったお店、ここだったんだ。。。


あたりを一周してみたが、決められない。


もう一度、市場らしい広場に戻ってみる。

通りから、少し入ったレストラン。

表には、コース料理らしい看板が出ている。

壁にメニューがかかっていて、写真はないが英語は併記されている。



　ここにしてみる？


勇気を出して、入ってみた。



まだ、店内はガランとして、２組くらいのお客だった。


入り口のテーブルに案内された。

メニューをもらう。



なんとなく、解読できそう(#^.^#)


ツナサラダと、チーズとマッシュルームのオムレット。

メインには、牛肉の煮込みと、魚のクリームスープを注文した。

クリームスープは、食べてみたかった、ベルギー料理のひとつ。



地元のビールを、頼んでみることに。

と言っても、私はお相伴させていただくだけ。



ビールは、銘柄ごとにカップが決まっているようで、面白い。

これは、薬草のような、濃厚な香りのビールで、お薬みたいだったけど、慣れてくると美味しいそうです。

飲むときに、くびれのあたりを乗り越えて、ビールが流れてくるのがすごく面白かったですよ。


私は、こっち（笑）




ここもそうですが、メニューを眺めていると、なかなか注文を取りに来ません。

時間の使い方が違うんです。

オーダーしても、日本、、、特に、大阪のように、すぐに料理は出てきません。

気が短い人は、怒ってしまうかもしれないくらい、レストランでは時間がゆっくり流れます。



ビールがなくなってしまった頃、大きなお皿がどんどん運ばれてきました。。。。。


ツナサラダ



チーズとキノコのオムレット



魚のクリームスープ



牛肉の煮込み




サービスで、ポテトフライが付きます。


・・・・たちまち、広かったテーブルは、こんな状態に（笑）






どんだけ、食べるんだ…。


ある程度、予想はしてたんだけどね。

でも、サラダがここまで迫力あるとは思わなかったよ。。。

オムレットも、オムレツでしょ。

まあ、これくらい、、、かな、とは思ったけど、でも、もう少し日本人向けサイズでも、よかったのにね。

メインは、、、、、まあ、予想してました。

予想はしてましたけど、実際にテーブルに並ぶと、ちょっと途方に暮れたのも事実です（笑）


でも、出てきてしまったからには、チャレンジあるのみです。



オムレツ、美味しかったです。

チーズは濃厚。

卵は、割とカリカリに焼けていて、歯ごたえがしっかり。

それに、ベルギーではわりと生野菜が、しっかり出てくるんですね。

すごく助かりました。


牛肉の煮込みは柔らかく、ソースをポテトにつけていただくと、最高。

こちらのフライドポテトは、塩味がついていません。

街角では、マヨネーズ系のソースをかけるそうですが、私たちはもっぱら、メイン料理のソースと一緒にいただきました。


そして、クリームスープ。

思ったよりも、スパイスが効いていて、エスニックな味。

日本のシチューとは、まるで違っていました。

でも、癖になる美味しさ。

う～ん、きっと乳製品が美味しいんでしょうね～。

・・・というか、乳脂肪たっぷりのクリームとか、使っているんでしょうね～（笑）

もう、いいです、旅先ですから（笑）


そして、感動したのが、ジャガイモ。

スープに、小ぶりなジャガイモが、丸ごと入っていましたが、その、美味しいこと。

もちもちっとした食感が、日本のジャガイモとは、まるで違っていました。

日本のイモは、どちらかといえば、ホクホク、サクサク系ですよね。

でも、ここで食べたイモは、ネットリ、モッチリとした粘り気のある感じ。

フライドポテトも、この、モッチリ感が美味しさの秘密かもしれないですね。


ということで、ずいぶん頑張りましたが、完食には程遠い状態でした。



途中、お客さんも増えてきて、にぎやかな雰囲気になりました。

もちろん、日本人は、私たち２人だけ。


もう、この頃には、かなり雰囲気になじんで、ベルギー人は無理でも、ぺるきー人くらいにはなっていたと思います（笑）


その後、ぺるきー人ネタで、ずいぶん楽しめました。


満腹な夜。


あとで調べてみたら、この広場は、魚市場だった。

何も知らずに、魚市場の前にあるレストランに入った、私たち。

市場のレストランって、きっと美味しいはずだよね～(#^.^#)

なんて、勘がいいんだ～、と、またしても自画自賛モードに突入しました(*'ω'*)


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ベルギー旅行 ４日目－３

２時からの定例のクラスの見学もできる、と言われたが、レースセンターをあとにした。

まずは、ホテルにチェックインしよう。


下調べしたホテルは、レースセンターから歩いて５分くらいの、運河のほとり。

部屋を予約するときに、

　カナル・ビュー、

つまり、運河の見える部屋ということで、気に入って予約したホテルだ。


下調べと逆方向から歩いたので、ちょっと迷ったが、目指すホテルはすぐに見つかった。



ここ、この建物が今日のお宿。




チェックインすると、クラッシックなタッセルのような鍵を渡された。



２２号室。

こじんまりしたこのホテルに、エレベーターなんて、無い。

階段を上がる。

真っ赤な絨毯が敷き詰められた階段は、ちょっとギシギシと音をたてて、傾いていたような気がする（笑）

しかも、ロビーは０階。

階段を上がると、１階。

私たちの部屋は、２２号室、、、ということは、日本の感覚でいうと、３階にある。


今日は、１泊旅行。

贅沢にも、スーツケースはブリュッセルのホテルに置いてきた。


だから、気軽に３階まで上がれたけど、これ、スーツケースを持ってきていたら、結構悲惨なことになったような気がするぞ。



まだ、小雨が続いていたが、街に出てみることにした。



ここの街並みも、美しい。



天井のない美術館と、街全体が呼ばれている。


しばらく歩くと、広場に到着した。



観光馬車が、あちこち、細い路地にも現れる。

石畳に響く、蹄鉄の音。


カポ、カポ、カポ、カポ。

金属的なその音は、この街にとても似合っている。






カラフルな広場の様子。

お天気はイマイチだが、雨に濡れた石畳や煉瓦の風情も、悪くはない。




この塔に昇れるそうだが、明日からの観光を考えて、ご遠慮させていただいた。

３百数十段。

。。。無理（笑）


１５分おきに鳴り響く、鐘の音は素晴らしい。

お寺の鐘も捨てがたいが、教会の鐘は、もっと音楽的だ。


広場の中央には、馬車の待機場所が。





広場をあとにして、あちこち、散策してみる。

ブリュッセルにもあった、レースのお店。

ここ、本場のブルージュには、もっとたくさんのレースの店が並んでいる。




昔、４００本、５００本のボビンを扱うことのできる女性は、魔女と呼ばれていたらしい。

魔法でも使わない限り、あの繊細な作品が、ピンとボビンと糸だけで生まれてくるとは、当時の人にとっても驚きだったのだろうか。



何軒かのレースのお店に入ってみる。

現代ものから、アンティークまで。

価格もレベルも、色々な作品が、所せましと並んでいる。


　うわぁ～、ぱらだいすぅ。


眺めたり、ちょっと触ってみたり。


記念に、レースも買いました(#^.^#)



運河の街。



雨が上がって、少し日差しが出てきた。

夕方の柔らかい光に、街の景色がよみがえる。



今日はあいにくの天気だったが、運河めぐりのボートが、たくさんある。





薄日のさしてきた街角。

煉瓦とガラス窓が、美しく輝いている。




空にも、明るさが。

街にも、観光客の姿が、戻ってきた。






秋を感じさせる、木立ち。




お土産に探している、シンブルを探して、店を見て回る。

シンブルって、指ぬきのことで、ヨーロッパでは、観光地土産の定番品の一つ。

日本でいうなら、キーホルダーのような感覚で、地名や名所などのバリエーション豊富で、集めやすいアイテム。

それに、価格も手ごろで、かさばらない。

陶器製のものが多いが、小さいので割れる心配も少ない。


ここでは、ブルージュの名前の入ったものと、ビューターの猫のシンブルを購入。






以前は、同じように地名や紋章の入ったスプーンも集めていたんだが、飾るのも難しいので、もっぱらシンブルに。


妹と合作のコレクション、また、いつかお披露目しますね。




たまには、豪勢な食事をしようと、ガイドブックで割と高級なレストランを探しておいた。

素敵な雰囲気。

それほど広くない店内に入ってみたが、、、残念ながら、予約で満席だった。



う～ん、どうしよう。


土産物屋を除きながら、レストランも探してみる。

途中、ゴブラン織りのバッグを買って、ご機嫌。

テーブルクロスになる、クリスマス柄の生地も見つけて購入。


なんか、買い物、多い気がする、今日一日。。。。。


まっ、いいか、これも、旅の楽しみ。




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ベルギー旅行 ４日目－２

無事、ブルージュ駅到着。


レースセンターの周りの下調べは、バッチリ。

よし、行くぞ。

と、駅を出た。

学生がいっぱい。

なんだか、駅の周りは工事現場だらけ・・・。


えっと、駅をでて、左側だよね～。

学生の流れに乗って、歩き始める。

信号を渡って、細い路地を進む。

なんだか変だなぁと思いつつも進むと、学校のようなとろこに。


う～ん、地図に学校は無いなぁ。


この辺りで、さっさと確認すればよかったんだけど、のんきに栗やらドングリの写真を撮ってました。





こんなに歩いて、この風景はおかしいなぁと、ようやくルーターを出して、グーグルマップで確認。



　　お～、まい、ぶっだ、あげいん。。。。




反対方向に歩いてるぅぅぅぅぅ。。。。



ということで、今来た道を引き返す。

小雨が、本格的な雨になってくる。


駅に戻ると、１０時半だった。


ああああ、結構ロスしてしまったんだ。



でも、１０分くらいで旧市街と書いてあったから、きっと大丈夫だよね。。。



地図を片手に早足で歩く。


すぐに、きれいな公園。


そうだよね～、おかしかったよね～。。。

なんで、気が付かないのか、不思議、不思議。


写真を撮りたくなるような、きれいな運河沿いも、『急がなきゃ～』の掛け声とともに、早足で通り過ぎる。

また、明日来ればいいから。。。そうだね。


道は、ちゃん地図の通りに進んでいるが、結構距離がある。


１０分ほど歩いてたどり着いたのは、運河で囲まれた旧市街の南の端っこだった。


確かに１０分。


ただし、目指すレースセンターは、北の果て。


間に合うんだろうか。。。



地図とにらめっこしながら、最短ルートを探す。

この、街の中心街から、東に出て運河を渡るのがよさそう。


ああ、レースセンターの場所を、しっかり確認しておいて、よかった。



本格的な雨の中、中心街を抜けると、人通りはなくなった。

普通に、生活しているような街並み。

商店ではなく、家が並んでいる感じ。

小さなホテルも、時々出てくる。


と、ゴミ収集車と出会った。


というか、ゴミ収集車と向かう方向が、同じだ。



一泊分の荷物を抱えて、血相を変えて早歩きか小走りで、道を急ぐ東洋人、２人。

ゴミ収集の作業員さんは、きっと、不審に思っていただろうねぇ～。


途中、ゴミ収集車を追い抜いて、勝った！！と気分よく進むが、時間はどんどん過ぎていく。


目的のレースセンター近くで、収集車とお別れして、曲がったり走ったり。。。

予定通り、目の前に入り口が見えてきた。


　　よかった～、迷わなくって。　←　駅で反対方向にむいて迷ったことは、すでに忘れている。


到着したのは、１１時５分くらいだった。

血相を変えて、受付に駆け込むと、すぐに教室に案内してくれた。



感じのいい先生が、私たちを待っていてくれた。


『ナイス　トゥー　ミーチュー』

あいさつしたけど、二人とも、息が切れて、汗だく（笑）


落ち着いてね～、と心配したわ～と言いながら、レースの先生が、扇子を貸してくれた。


　はい、遠慮なく、お借りしますとも。



すぐに準備して、席に着く。

あ～、こんなに息が切れたまま、ボビンレースを編むとは、夢にも思ってなかったわ！！




先生が見本を見せてくれる。


せっかくなので、私は初心者で、同行者は私のレースの先生だと紹介した。

結果、はっきり伝えておいてよかった。


今日の体験は、ほんとに初心者向け。



ボビンのクロス方法を書いたメモ。


実は、ちょっと経験者の私。

でも、１０年以上前の記憶は、ほとんどなくなっている。


新鮮な気持ちで、作業に取り掛かる。


　クロス・ツイスト、、、クロス・ツイスト。


リズミカルに動くボビンが、カラカラと気持ちのいい音を立てる。


た、楽しいけど、できたら余裕をもって、汗を拭いてから、始めたかったなぁ（笑）



ジタバタする私と違って、もう一人の生徒になった先生は、さっさと作業を進めている。

その様子を見ていたレースセンターの先生は、特別に別の作業を見せてくれた。

しかも、教科書を見ていも書いていないポイントも、惜しげなく見せてくれる。


うわぁ、来たかいがあったね。。。



２時間の予定の作業は、二人とも１時間半程度で終わってしまった。


作品を固定して、ノリのような液体を塗って、しばらく放置することに。


その間に、食事の時間だ。



教室に荷物を置いて、施錠して別の場所に。


サンルームのようなところを通る。

サマースクールの開催時期は、ここも作業場になるそうだ。

その奥の台所のような場所に案内された。


テーブルに、素敵なラッピングのサンドイッチが用意されていた。




うわぁ、おいしそう。


コーヒーの準備も、紅茶の準備も、先生がしてくれる。

事務所の女性が一人、手伝っていた。


こんな素敵な盛り合わせ。






３人でテーブルに着いた。



美味しい。


話をしながら、食事。

先生の家族のことや、送り迎えしてくれるご主人の話など、気さくに話してくれるのは、日本人の私たちには驚きだった。



たくさん、いただきました。

サンドイッチ、美味しかったです。


残ったら、理事長が食べるから～と笑いながら、残りを冷蔵庫に。


２時までは、私たちの予約時間だから、ゆっくりしてと言われた。


道具を買いたいが、どこで買えばいいかと聞いたら、センターにショップがあるから、見に行こうと。



たくさんの専門書、デザイン帳、ボビン、糸。

見ていて楽しい場所でした。


ボビンを探していたら、中古品が売っている。

５０本単位で、糸が巻いたままになっている状態だから、嫌がる人もいるかもしれないけど、私は、気にしないタイプ。

きれいな茶色のボビンが、格安で売られている。




もっと欲しかったけど、そのボビンはなくて、木材の種類が違うものを、合わせて１５０本以上購入した。




何度も言うけど、格安で。



気に入った、茶色ボビン、新しいものだと１本３ユーロ以上の値段だった。


５０番の麻糸も、購入。



他に、ピンを抜く道具や、型紙に穴をあける道具も購入。

もちろん、日本でも売っているんだけど、ブルージュのレースセンターで買った！ってことが、記念で思い出。



ということで、また、ボビンレースを始めてみようと思っています。



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ベルギー旅行 ４日目－１

今日明日は、ブルージュへ。

予定が立たなかったので、ブリュセルのホテルはそのままで行くという、贅沢三昧。


今日も朝から、のんびり豪華な朝食。





でもね、そもそも、のんびり食事のはずじゃなかったんです。


ブルージュのレースセンターで、体験の予約。

１１時からお願いしました。

ブリュセルからブルージュは、鉄道で１時間。


昨日の帰り、中央駅の切符売場の下見もして、できれば余裕をもって、８時半の電車に乗ろうと相談していました。


なのに、いつものゆっくり朝食の癖で、気が付いたら、８時過ぎ。



おー、まい、ぶっだ。


慌てて部屋に戻り、荷物をもって出ました。


駅までは、歩いて１０分はかからないけど、３０分の電車には間に合いませんでした。


切符売り場で、ブルージュまでの切符を２枚購入。

次の電車を訪ねると、切符の裏に時間と乗り場を書いてくれました。



旅行者には親切な街だと聞いていましたが、本当に親切。


９時発の電車。

ちょっと早めに、ホームのほうに行ってみました。


まず、驚くのが、改札が無いこと。

普通にそのままホームに行けてしまいます。


ホームの上の階は、売店やデリが並んでいます。



あまり見かけなかった、自動販売機。

きれいな花屋さん。



でも、やっぱり、花より団子かなぁ～（笑）





巨大なサンドイッチ。


ホームに到着した電車。



時刻表がここに表示されてます。

私たちの乗る電車は、９時発。

でも、今日は少し遅れているようです。




６分遅れで、到着しました。








車内は、こんな感じ。

２等車ですが、非常に座り心地もよく、ほとんど揺れなかったです。


中央駅のあと、南駅で停車しましたが、南からはたくさんの乗客。

あっという間に、満席になりました。

遠足の中学生たちも一緒で、にぎやかな旅に。

周りは、のどかな田園地帯。



たくさんの牛さんや、馬さんがのんびり草を食んでいました。


彼ら、学生たちは、途中駅のゲントで降りました。


ブルージュは、その次の停車駅。

ちょうど１時間の鉄道旅。




これが、乗ってきた電車。



ちょうど６分遅れで到着。



ここまでは、順調だったんですが・・・・・。


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