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「駒田蒸留所へようこそ」感想。ダメなライターの成長記であり、駒田家の絆の物語

【ネタバレ】

◎「駒田蒸留所へようこそ」

 「私にとって、ここは「家族」。」
 「願いが、未来を繋ぐ絲になる。」

 2023年11月10日(金)公開、監督は吉原正行、脚本は木澤行人、中本宗応、原作はKOMA復活を願う会、91分。
 総合評価は、上中下で中くらい。

 「花咲くいろは」(2011年春夏)、「SHIROBAKO」(2014年秋-2015年冬)、「サクラクエスト」(2017年春夏)、「白い砂のアクアトープ」(2021年夏秋)に続くP.A.WORKS制作のお仕事アニメ。ウイスキー作りの描写が少ないので、ダメなライターの成長記であり、駒田家の絆の物語であると言った方が適切では、という感じです。

 駒田琉生(1994年生、駒田蒸留所の社長)(cv早見沙織)、高橋光太郎(ニュースサイトのWebライター)(cv小野賢章)、河端朋子(駒田蒸留所の広報担当、琉生の幼馴染)(cv内田真礼)のほか、安元広志(ニュースサイトの編集長)(cv細谷佳正)、東海林努(cv辻親八)、駒田圭(琉生の兄)(cv中村悠一)、駒田澪緒(琉生の母)(cv井上喜久子)、駒田滉(琉生の父)(cv堀内賢雄)、斉藤裕介(光太郎の友人)(cv鈴村健一)など。


○経営が苦しい中、蒸留所が火事になってウイスキーの原酒の多くがダメになって、駒田の「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーのKOMA復活も無理かと思われて職員の皆が集まり、琉生が会社をたたむことを提案し、社員全員が給料が安くなっても続けたいと言うシーン。出来過ぎですが、感動的シーンでした。

・父の滉が死ぬ前に(仲違いして別居している)兄の圭に預けたウイスキー作りのノートを圭が持ってきたシーンとか、それを参考に試行錯誤の末にKOMAを作っての最後の味見のシーンとか、感動的シーンでした。
 実際はもっと試行錯誤したのかもしれませんが、短期間でKOMAが出来たように見えたのは拍子抜けでしたが。

・駒田の家族とそれを支える人達を落ち着いて見せています。「Komada - A Whiskey Family」というのは英語タイトルだと思いますが、こっちの方が内容に近いです。

・それにしても、高橋光太郎は25歳で5つめの仕事がニュースサイトのライターですが、新卒ではない上にヤル気なし実績なしで社員になれるほどなりやすい仕事ではない気がするのですが。

○ウイスキー作りをメインにしているのにウイスキー作りの描写が少ないこと、出来過ぎな話が多いこと、高橋光太郎がWebライターとして採用されたこと自体が謎なことから、評価が低めになっています。

○公式HPから。
 「崖っぷち蒸留所の再起に奮闘する、若き女社長が、家族の絆をつなぐ“幻のウイスキー”復活を目指す!
 『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』―。
 「働くこと」をテーマに、日々奮闘するキャラクターを描いてきた、P.A.WORKSによる”お仕事シリーズ”の最新作は世界でも注目されるジャパニーズウイスキーの蒸留所が舞台!
 先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ・るい)が、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーの復活を目指す―。」


【shin】


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