「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編] 始まりの物語」の感想です。
まどかマギカ、大好きな傑作アニメです。特に暁美ほむら。
テレビの12話を2回に分けた総集編なので、しかも、前編は130分なので、後編も2時間あったらテレビ版をそのまま上映するのと時間的に変わらないなあと思っていたら、、、、、
前編はテレビの
主にカットされたのは、テレビでも多少なりとも息抜きになるような日常の話のようものは元々少なかったですが、それが更に削られていました。
テレビを見てからなら問題ないですが、テレビを見ていない人にとっては、劇場版を見るのは、シリアス過ぎてちょっと疲れるかも。
後編は、テレビの4話分を全部つなげてもせいぜい80分強なのに、109分だそうです。
Blu-rayにしたときは随分と作り直したそうなので、そこで映像を足したのであればそれを足すのか、新作の劇場版を制作中らしいので、それにつながる話を足すのか、前編で削ったシーンを回想みたいな感じで入れるのか。
後編は前編よりもシリアスで救いの少ない話が続くので、多少なりとも楽しいシーンを回想として多く入れられると、逆に、これは悲しくなりますね。かなり。
13日の後編の公開を待ちますか。
さて、先着順の色紙をもらえました(後編を見たときの、フィルムのコマの引換券付き)。3回目の上映回だったし、前2回は満席だったので諦めていたのですが、待ち時間の疲れも吹っ飛ぶラッキー。
少なくとも千人分は配ったということのようです。
新房監督、何か、字が変。
うめ先生が書いたに違いないまどか、アニメよりも可愛い。
これは引換券だから召し上げられてしまうのでしょうけれど、それはちょっと勿体無いので、せめてもと写真を撮りました。
さて、本編です。
オープニング曲はクラリスの新曲「ルミナス」ですが、テレビのクラリスの曲「コネクト」がアニメに合いすぎていたので、どうでもいい感じです(と言うか、絵に気がいってしまい、歌詞は聞きませんでした)。
(後編のほむらのあのシーンでは「コネクト」を使ってほしいですが、それはそれで、とても悲しいシーンが、更に、とても、とても悲しくなりますけれど。)
オープニング曲の時の絵は新しく、これは最初から、、、、、悲し過ぎです。
観客の多くが話の流れも結末も知っているからこそ、ほむらとまどかが笑顔で仲良くしているシーンというのは、ほむらが待ちに待ったシーンであり、同時に、アニメ内の現実ではあり得ないシーンであり、しかも、ほむらはそれをほぼ分かっている、ということが観客には分かるわけです。
そのため、特にほむらの笑顔を見せられれば見せられるほど、結末を知っているからこそ、とても悲しくなるオープニングでした。
ほむらの笑顔を見れば見るほど、より悲しくなるなんて、それって、凄く悲しいです。
テレビでは1話の冒頭にあった、まどかが「夢」でほむらと会うシーンがありませんでした。
結末を知っていれば、このシーンはなくても良いでしょう。
私は、魔法少女ものは今一つ馴染めないものが多いので(「リリカルなのは」は好きですが)、テレビでの冒頭にこのシーンがあることなどにより、なんか違うぞ、という雰囲気がなければ、3話の最後の方でマミが殺されるシーンまで見続けられなかったかも知れないので、私にとっては、テレビでは必要なシーンでしたが。
エンディング曲はテレビでお馴染みの、Kalafinaの「Magia[quattro]」。アニメに合っています。
絵自体は、テレビとほぼ同じですが曲に合わせて長くなっています。
130分を一気に見た後なので、余韻を味わうにも、長い方が良いのでしょう。
ただ、曲の絵の最後、まどかが膝をかかえて回転しているのはテレビと同じですが、怪しげな男か怪物らしきものの眼の中での回転ではなく、女性か女子のお腹の中らしき位置で回転していました。
アルティメットまどかのお腹の中、かなあ?良く分かりませんでしたが。
因みに、声はほとんど撮り直したそうです。
これと言って気づきませんでした(秋期の「ひだまりスケッチ×ハニカム」で声が少し変わっていることを考えると、まどかの母親役の後藤邑子さんは撮り直していない気がしますが。)。
並べて聞けば分かるでしょうけれど、聞こえ方への影響は音響設備の違いの方が大きいのではと推測します。
前編のB5サイズのパンフ、900円。
チラシの表と裏。
後編も、楽しみです。
【shin】