◎「ベイビーステップ」(全25話)
Eテレ(NHK教育)で放送の高校テニスアニメ。
○ このアニメを見て、努力できるということもやっぱり才能だな、とあらためて思いました(ちょっとした努力が才能だとは全く思いませんが。なお、ここでの「才能」とは、後天的にせよ先天的にせよ、遅くとも物心つく前に身に付いている能力のこと。)。
丸尾栄一郎(cv村田太志)は勉強はできるけれど運動は特にしていないし。それが、高1のときに同級生で学年一可愛い鷹崎奈津(cv寿美菜子)の影響を受けてテニスを始め、勉強でしているように熱心に1球1球の球筋をノートにとったり、もともと動態視力がとても優れているとか、、、で才能を見い出されて。
勉強も引き続き上位で、テニスも始めて1年で神奈川県ジュニア大会ベスト4に入るなど頑張っていて、それで体力が続くのが不思議過ぎですが、もともと体力があって丈夫ということなのでしょう。
さえない男子なのに上手くなって。しかも、奈津とはまだ曖昧なものの相思相愛のようですし。
あと1年で全日本ジュニア大会で優勝できなければプロを諦めるけれど、プロを目指すことに。テニスを始めて2年で日本一になろうとか、極めて優れた才能があるということなのでしょう。
○ 物語としてしてはまずまず楽しみましたが、少し出来過ぎな物語が少し引っかかったところです。
さもなくば、日本の高校テニスのレベルは相当低いということでしょう。
2015年春に2期があるとのこと。
◎「ハイキュー!!」(全25話)
高校バレーボールアニメ。
○ 背は低いけれど運動能力は高いミドルブロッカーの日向翔陽(cv村瀬歩)と、優秀だけれど自分勝手で中学時代は王様と呼ばれていたセッターの影山飛雄(cv石川界人)を中心に、カラッとしたスポ根コメディ。
翔陽は右に左に良く動き、良く飛ぶので、よく体力が続くなと不思議ですし、背が低い(160センチか＋αくらい。)のに高くジャンプし続けられるなというのも不思議ですが、、まあ、主人公ですから・・・
前向きで、ある意味単純馬鹿で明るい翔陽と、考え込むけれど視野が狭く自分勝手な飛雄との対比。性格も逆。互いに刺激し合って成長するという物語。
○ 身長の低さが不利にならないスポーツなんてあまりありませんが、その中でもバレーのブロッカーやスパイカーなんて不利過ぎます。
そこに身長が低い翔陽を主人公にして、頑張れば何とかなるというメーッセージを読者・視聴者に送ろう、小さい方が物語として面白い、ということでしょうけれど、身長が高い人と同程度の高さまでジャンプできる上に彼ら以上の体力があるなんて、極めて優れた才能としか思えないので、それは凡人とは別世界の天才としか思えないのですけれど。
○ 物語としてはまずまず楽しみましたが、あと一歩で試合には勝てなかったりなどでリアルに見せかけて、実は天才の物語というのが少しだけ白々しく感じたところです。
負けて脱力した最終話、男の熱い友情もあって復活したところは、悪くはなかったですが。
アニメジャパン2014にて。
【shin】
