◎「銀河鉄道999」
◎「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」
1979年8月4日公開、りんたろう監督、石森史郎脚本、主題歌はゴダイゴ「銀河鉄道999」、松本零士原作、129分。
1981年8月1日公開、りんたろう監督、山浦弘靖脚本、主題歌はメアリー・マッグレガー「SAYONARA」、松本零士原作、130分。
5点満点での総合評価点は5点でも6点でも7点でもいいです。
999は名作です。
さよなら999は名作とまでは言いにくいですが。
星野鉄郎(cv野沢雅子)、メーテル(cv池田昌子)、車掌(cv肝付兼太)、プロメシューム(cv来宮良子)、ドクターバン(cv納谷悟朗)、鉄郎の母(cv坪井章子)、ハーロック(cv井上真樹夫)、エメラルダス(cv田島令子)、トチロー(cv富山敬)、
クレア(cv麻上洋子)、リューズ(cv小原乃梨子)、機械伯爵(cv柴田秀勝)、
黒騎士ファウスト(cv江守徹)、メタルメナ(cv麻上洋子)、ミャウダー(cv富山敬)など。
ナレーターは城達也さん。







→リンク「銀河鉄道999Blu-rayボックス発売予定。「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る」「さらば、少年の日よ」」(2013年11月17日)
→リンク「銀河鉄道999」(2018年7月10日)
○ TV版(1978年9月から1981年3月に全113話放送。)も、今回の2作の劇場版もDVDは持っていますが、映画館では見たことがないので。
目黒シネマにて、2本立てで1500円とお得。
35ミリフィルムなので、劣化により画面にも音にもノイズが増えるのは仕方なし(さよなら999はほぼ気になりませんが。)。
上映前からTV版も含めた曲がかかっているのは、気分が上がりますし、物語が思い出されてイロイロと思うところがありました。
・日本の男が金髪好きなのはメーテルのせい、日本の男が年上の女に憧憬を抱くのはメーテルのせい、と、何の根拠もなく思いました。
つまり、メーテルの美しさと存在は永遠なので(ここに議論の余地はありません。)、日本の男がそうなのも永遠というわけです。
メーテルの困り顔、物憂げな顔、笑顔、微笑み、最高です。
○ 999はTV版113話分の内容+新規要素や変更(鉄郎の年齢とかは異なるように、設定も少し異なります。)なので、やや駆け足です。
一方、さよなら999はややゆっくりと物語が進みます。そこはもう少し圧縮しても良かったのではと思います。
・TV版では、ナレーターの高木均さんが鉄郎などの心情を述べてくれるのと、そこからのED曲「青い地球」が相乗効果でロマンチックです。
TV版は長いので薦めにくいですが、劇場版で関心を持ったら是非。
・ストーリーや設定へのツッコミどころはありますが、些細な事です。
機械伯爵に殺された母にそっくりな年上で美人のメーテルとの、銀河鉄道での旅と試練、そして鉄郎の親離れ・メーテル離れの成長物語、と同時に、メーテルの親離れ・鉄郎離れの成長物語です。

○ 映画館内での写真。
・松本零士さんが関係する作品のポスター。


・999のコミック表紙。


・入場者に配られたチラシの裏表をポスターサイズに拡大したもの。
メーテルは「青春の幻影」なんですけどね。


・手作り感がありますが。




・当時の劇場パンフのコピー、当時の雑誌のコピー、その他。写真は展示の一部です。




最初の方のシーンですが、最後まで見ればメーテルの悲しみも分かります。



最後のシーンですが、最初から見れば、メーテルの喜びも寂しさも分かります。



メーテルは「青春の幻影」ですけどね、だからこそ永遠なのです。
【shin】