思い付きブログ

ヴァルヴレイヴ、ガルガンティア感想。譲れないなら戦うしかないor共存共栄。ついでにアラタカンガタリ、カーニヴァル、うたプリ。5本とも今一つだけど

 2013年春アニメの感想の続きです。

 今春もロボットものがありましたが、やはり、ロボットものは余程のものでないと私の好みには合わないようです。何だかんだで見ていますが。
 (マジェスティックプリンスは夏に続くので、感想はそのときに。春の、石川智晶さんが創ったOP曲とED曲は良かったですけれど。)

 ロボットのデザインや戦い方で言ったら、ガンダム、ボトムズ、マクロス、エヴァンゲリオンあたりでもう十分な感じです(それを超えるものに出てきてほしいですが。)。

 つまり、昨今のロボットモノはロボットモノとして見なければ良いのか?って、ラブストーリーからラブを抜くようなことをするわけにも行かないでしょうけれど。


 あとは、「アラタカンガタリ~革神語~」「カーニヴァル」「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」の感想でない感想を。


◎ 「革命機ヴァルヴレイヴ」
 戦うために軍事力を強化するか、非武装で滅ぼされても可と考えるか。

 秋に2期もあるようです。
 今一つでしたが、こんなものでしょう。

 2013年ACEにて。右側に出演者等のサイン。



◎ 軽武装中立のジオールにヴァルヴレイヴというやたらと強いロボットがあるのをかぎつけた帝国主義的国家のドルシア軍事盟約連邦が攻めてきて、軽武装だし攻撃されるとも思っていないしで弱いジオール。

 一方、自称・民主国家で友好国の環大西洋合衆国(ARUS)も助けに来たフリをして単にヴァルヴレイヴを狙っているだけだったり。

 ARUSに見捨てられそうになった高校生達は、攻撃してきたらヴァルヴレイヴをもう一方に渡すと脅して独立宣言。


 1つのロボットを操縦できるのは最初に登録した1人だけとか、パイロットは吸血鬼のようになって死なないとか、中身が入れ替わるようになれるとか、ヴァルヴレイヴは人間だけで作ったものではなさそうだとか、都合良くできていますが、その謎は2期で明かされるのでしょう。

 その辺の謎が少し気になるので、秋の2期も見るでしょうけれど。


○ まだ戦闘前、「譲れないなら、戦うしかない。」と、ドルシア軍のエルエルフ(cv木村良平)が偶然遭遇した時縞ハルト(cv逢坂良太)と指南ショーコ(cv瀬戸麻沙美)に言いました。

 それはつまり、必要なら武力によって戦うべきであって、そのためには必要な武力を備えるべきだと言いたいのでしょう。


 尤も、ジオールが攻撃された直接のキッカケが、ヴァルヴレイヴという強い武力を手にしてしまったから、武装を強化してしまったからだということは皮肉ですが(「最終兵器彼女」の実写版は駄作ですが、同じ理由で日本が世界から攻撃されたのですが、傑作である漫画とアニメはそういう理由ではありません。)。


○ ハルトが吸血鬼みたいになった影響でしょう、ハルトとエルエルフが入れ替わってしまい、中身がハルトで外見がエルエルフのときにドルシア軍の者を撃ったことによりドルシア軍から追われる身になったエルエルフ。

 自分が生きるためにハルトやショーコ達に協力するエルエルフというのも、いくらヴァルヴレイヴがあっても、彼がいないと戦争慣れしていないジオールは直ぐにやられるから仕方ないのでしょうけれど、出来過ぎな感じ。


 しかし、医師や看護師もいないようですし、医薬品にも限りがあるでしょうから、致死性の伝染病ウイルスとかを密かにまかれたら、あっという間に宇宙コロニーの中に広まって皆殺しになるから、その後にヴァルヴレイヴを取りに行けば良いと思うのですけれど、さすがにそこまで残虐なことはしなかったようです。


 2013年ACEにて。2.5m位の高さ。
 まとまってはいますが、どうってこと無いロボット。



◎ 最終12話でドルシア軍に攻められてやばいジオール。

 イジメが原因で引きこもりの連坊小路アキラ(cv悠木碧)がショーコの危機を見て、意を決して外に出るところの前後やヴァルヴレイヴに乗るところの、ヘタレ&半狂乱になるところの演技が素晴らしかったです。

 少し濁った声が、とても効果的です。

 いつもながら、存在感のある声です。


◎ さて、非暴力&敵が攻めてきても戦わない、つまり、皆殺しにされても仕方ないという方法も考えられます。

 「宇宙戦艦ヤマトⅢ」のシャルバート星は、以前は宇宙一の軍事力で星々を征服していましたが、それをやめて非暴力を選び、それで滅ぼされても仕方ないと決めて実行している星です(まあ、敵が攻撃してきたときに戦わずに逃げる彼等を見て、ヤマトとデスラー総統のガルマン・ガミラス帝国軍が敵のボラー連邦軍を倒しましたけれど。)。

 ただ、シャルバート星は、実は地下に当時の武器を隠していて、それはヤマトの時代でも最新どころか技師長の“あの”真田さんが理解できないくらい先進的な武器ばかりだったのですが、戦わないと決めたのなら武器も破壊しておかなければならないはずです。そこに現実と理想の矛盾を感じる一方、その中にハイドロコスモジェン砲があったから活動が活発になり過ぎて膨張した太陽を通常の状態に戻すことが出来、地球は救われたのですから、ヤマトお得意の御都合主義ということで、矛盾は気にしてはいけないところです(笑)。

 ヤマトだから、それでいいのです。だって、ヤマトなのですから。


○ つまり、戦いが起きないように努力することが一番大事ですが、それでも攻撃された場合は、いつか誰かが理解してくれて平和な世界が訪れる、あるいは、いつか誰かが非暴力な方法で相手を罰してくれる、と思って戦わずして殺される覚悟が持てないのならば、戦って場合によっては死ぬという覚悟をするしかないのです。


 どちらの覚悟の方が良いか悪いかは考え方次第なので触れませんが(なお、どちらであっても、議論の対象にはなるが、非難の対象にすべきことではない。)、前者の覚悟の方が、個々人としても政治・文化としても国家としてもあらゆる面でも、覚悟することが難しいことは確かです。




◎ 「翠星のガルガンティア」

 上は2013年ACEにて。
 下はレドが乗るロボット。システムはチェインバー(cv杉田智和)。ここまで味気ないと、却って新鮮だったりする・・・


 異星人と地球人との異文化交流、といったところでしょうか。
 つまらなかったですが、こんなものでしょう。

◎ 戦闘のドサクサで、ワームホールで地球に飛ばされてきたレド少尉(cv石川界人)とチェインバー。
 異星人の祖先は地球人ですけれど、今の地球には異星人のような高度な技術はなく。

 敵対的なものは殲滅するという文化の人類銀河同盟のレド、共存できるなら共存するという文化の地球人。

 戦争ばっかりしてきたので何でも戦いに結びつけて考え、敵か味方かで判断するレド、敵と見方とを簡単に割り切らない地球人(というより日本人かな?)。

 これは、現在の欧米と日本の文化の違いを大袈裟に描いて違いを分かりやすく単純化した、とも言える話です。


 日本で生まれ育ったせいか私は後者の方が良いと思いますが、欧米で生まれ育ったら前者の方が良いと思うのかも知れません(それでも、前者のような考え方を知れば、前者の方が良いと思うようになるのかも知れませんが。)。
 それだけ、環境というか周りの人の考えというか、あるいは教育というかは、考え方に影響を与えるものなのでしょう。


◎ さて、9話で、氷河期が来るため地球に人間が住めなくなりそうだったので、人間をどんな環境でも住めるように遺伝子操作したものが、レドが長年にわたって敵として戦ってきた巨大なイカのような形をしたヒディアーズだと分かり、自分は人間を殺してきたのだと思って半狂乱になるところ。

 自分の正義が揺らいだということでしょうけれど、軍人というのは、敵が人間であっても平気で殺さなければならない仕事ですし、普通の戦争では敵は人間なわけですから、大袈裟な反応に思いましたけれど。

 しかも、レドは、2話で海賊の地球人を、攻撃してくる敵だからとして平気で殺しているのに。

 まあ、レドがいた人類銀河同盟(氷河期のときに地球を脱出した人類の末裔。)は敵はヒディアーズであって人間ではない世界ということなのでしょうけれど。


◎ レドと同様に地球に飛ばされてきた上官であるパイロットが死んでいるのに、ロボットがパイロットの命令か意志を踏まえて行動しているのだと思いますが、下等な民族であるとして地球人を専制君主のように1体のロボットが支配しようとします。

 上官(レドは、最初は生きていると思っていた。)でもあるので最初は従ったレドですが、地球人との交流で地球人に好意を持つようになっていたレドは、やり方に反発して戦いを挑みます。
 レドがロボットから人間になったわけですが、つまり、命令や、間違いを教育されていたことから離れて自分で考えて判断して行動するようになったわけです。


 それは、軍という組織の非人間性とか、正義と言われていることは為政者(時の権力者)にとって都合の良いものだけがそう言われているだけかも知れないということも表しています。

 合わせて、愛(レドと地球人のエイミー(cv金元寿子))は文化や人種を超えるということも言いたいのかも知れませんけれど(笑)、2人の関係はあまり描かれていないので、そこは良く分かりません。


 最終13話、レドと言うよりチェインバーが勝ち、レドは地球の仲間と楽しそうに暮らしますが、レドも変わったものです。交流しなければ相手の考えも変えられない、ということでしょうかね。


 2013年ACEでもらったマスク。花粉症の私ですが、これは使えません。




 少女漫画原作のアニメは結構いける口なのですが、美男子たっぷりの女子向けアニメというのは、やはり馴染めず。
 美少女たっぷりの男子向けアニメの美少女達に萌える女子はある程度いるのに、美男子に萌える男子というのは、そうはいないということです。

◎ 「アラタカンガタリ~革神語~」は、週刊少年サンデー連載なので原作は男子向けなのかも知れませんが、女子向けっぽい雰囲気で馴染めず。下は2013年ACEにて。


◎ 「カーニヴァル」は、・・・・・。


◎ 「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」は、1期は1000%、この2期は2000%とは、LOVEの大サービスですが、男子向けの「アイドルマスター」や「ラブライブ!」にすら馴染めない私に女子向けの歌アニメはハードルが高いようです。



【shin】
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