泉山の草木花

ひそやかに咲く花々や、やさしさに溢れた植物を皆さんに紹介したいと思います。

泉山の白い花木

2020-05-18 | アルバム
  泉山の白い花木
皆さん、お元気ですか。
泉山の純白の花をお届けいたします。
なんだか自分でも、
濁った色に染まってきているように感じています。
その気持ちを払拭するがごとく、
今朝の泉山本部で咲いていた、真白い花たちを紹介します。
上の画像は「ヤマボウシ」です。
白い部分は花びらではなくて、苞と呼ばれます。
その姿はお坊さんが法衣をまとったように見えるでしょうか。

「ヤマボウシ」はお堂の前に毎年花を咲かせます。


紫陽花のように見えるこれは「コガクウツギ」です。野生的な紫陽花の一種ですね。


これは「エゴノキ」です。枝の下に鈴のようなかわいらしい花をいっぱい咲かせます。
そして、そのまま散るので、樹の下には白い絨毯が敷かれます。


最後はおまけです。「サルトリイバラ」の若い実です。
このツルの葉っぱは、西日本では柏餅の葉の代用として一般的ですね。柏は本来涼しいところの植物なので、西日本には少ないという事情がありますが、じつはもともとサルトリイバラの葉が主流であったのに、江戸でカシワの葉を使用したところから、主流と傍流が入れ替わったという説もあります。いずれにしても、お餅を包んで蒸すと、よい香りがしますね。祖母が作ってくれた柏餅の懐かしい香りと味を思い出します。

上を向いて~泉山本部

2020-05-13 | アルバム
  上を向いて~泉山本部
今日は、晴天となりました。
こんな時だからこそ、上を向き、天を望み、
明日に希望をもってまいりましょう。
同行二人、神佛と共にあることを忘れず、参りましょう!
泉山本部境内の上を向いて撮影した画像をご覧ください。













ちょっと一休み…キエビネが林床で咲いていました。よい香りがします。





































5月8日~泉山風景

2020-05-08 | アルバム
  5月8日~泉山風景
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
移動制限や、自粛がある中、さぞや活動への渇望が積み重なってきていると、お察しいたします。
今しばらく、自らを律することで、その活動への道が早く近づくと信じています。
ともに、次への力を溜めてまいりましょう!
しばし、泉山本部の新緑風景をご覧ください。











































鯉のぼり~昨年令和元年

2020-05-05 | 雑感
◆昨年令和元年の泉山本部の鯉のぼりです。
こんな時ですから、今年は鯉のぼりはおやすみです。
昨年の鯉のぼりで、元気を出してもらえればと!
今日は立夏、子供の日ですね!















八十八夜~泉山花だより

2020-05-01 | 雑感
  八十八夜~泉山花だより
「夏も近づく…」泉山の花を紹介いたします。
アヤメは初夏の花です。
その姿勢正しい背筋をきりりと伸ばして、咲き始めました。

これは小さな草の、ヒメハギです。レース状の唇弁が可愛いですね。


ヤマツツジです。ミツバツツジの後に咲きます。少し橙色が入っています。


こちらはヤマフジです。まだ咲き残っていました。よい香りがするのですが、
少しく上空で咲いて、手にすることは適わなかったのですが、その香りを想像してみるのです。


前回も紹介しました、コバノガマズミです。こちらは中段の駐車場奥に、見事に咲いています。


お堂を後ろにして、ヒラドツツジが開きました。


最後に、日本産シャクナゲです。こちらも前の記事のシャクナゲとは別の場所です。中段の駐車場奥に咲いています。心に余裕がないと、見落としてしまいますね。一瞬立ち止まり、マスクを取り去り、この時候の大気を胸いっぱいに、吸いこんでみたいものです…

泉山風景

2020-04-27 | アルバム
  泉山風景
穀雨から一週間たち、立夏まで一週間という、泉山の風景をお届けします。
トップ画像は、新館南側斜面のシャクナゲです。たぶんツクシシャクナゲでしょうか。
日本産シャクナゲは、葉の裏にびっしりと茶系のビロードが生えています。

新緑がまぶしい!


コツクバネウツギです。西日本の至る所で見られる可愛い花です。


こちらは、コバノガマズミです。里山に多く自生しています。林の中で、白花が目立ちますね。


ミツバアケビの花です。ワイン色よりも濃く、なかなか渋い花です。大きい方が雌花で、
垂れ下がっている小さな花の集まりが、雄花です。


つつじ園から望んだ、本殿です。


カエデの新緑が爽やかです!


ユズリハが新芽を吹いて、世代を譲っているところです。えんじ色の花は雄花の房です。


モッコウバラと鐘堂と。


ヒラドツツジとお堂と。


ドウダンツツジです。小さな釣鐘が可愛いですね。


最後は、お堂と鐘堂です。こういう時こそ、花の、植物の、脈々と受け継いでいく生きざまに感動します。

すみれ花~泉山

2020-04-20 | アルバム
  すみれ花~泉山
泉山のスミレの花を紹介します。
トップの画像は「コスミレ/小菫」です~「スミレ」と比べてそんなに小さいわけでもないのに、
何故かこの名前で呼ばれています。花の側弁の内側は無毛です。栽培の容易な丈夫なスミレです。

これは「ニョイスミレ/如意菫」~「ツボスミレ」とも言います。花茎と花の姿が仏具の如意棒に
似ています。


「シハイスミレ/紫背スミレ」~葉の裏の紫色からの名前です。花は赤紫色ですので、
分かりやすいスミレです。


「ナガバノタチツボスミレ/長葉之立坪菫」~この画像は咲き始めでまだ上品さが残っていますが、
しだいに草丈が伸びて、匍匐枝を出しながら大きな株となります。「ナガバノタチツボスミレ」は
西日本に多く見られます。


「コスミレ」?~今年初めてつつじ園にて発見したスミレです。コスミレのように側弁は無毛です。
花の色も薄く、別のスミレにも見えますね。


「アリアケスミレ/有明菫」~全体が「スミレ」に似た姿ですが、白い花で紫色の筋が入っています。
筋の入り具合で、薄紫にも見え、そこから「有明」の名前で呼ばれます。丈夫なスミレのひとつです。


「ヒメスミレ/姫菫」~「スミレ」を二回り小さくしたスミレです。小さな花ですが、
色が濃くて可愛いスミレです。路傍を好む菫のひとつです。

かいどう~つつじ~さくら

2020-04-13 | 雑感
  かいどう~つつじ~さくら

かいどう~花海棠

つつじ~三つ葉躑躅

さくら~染井吉野

春色の競演です。

泉山本部へ登る、

階段参道の脇、

明朗な桃色と、

藤色を少し含んだ薄桃と、

そして、散り際のやや紅をさす、

白いさくらばな。

花は、植物は、

人々の混乱を知ってか、

知らずしてか、黙して、

時候を刻んでいます。







海棠~はなかいどう

2020-04-06 | 雑感
  海棠~はなかいどう

泉山本部は、海棠が花盛りです。

品種は「ハナカイドウ」です。

半八重咲きの、明朗な桃色が、

春の陽に輝いています。

カイドウはりんごの仲間です。

わが国にも、

エゾノコリンゴ、ズミ、オオウラジロノキ、

そして、ノカイドウが自生しています。

このノカイドウは、九州南部の霧島のみに自生する、

貴重な樹木です。

いずれも白や桃色の可憐な花を咲かせる、

春の妖精たちです。

泉山さくら画帳

2020-03-31 | アルバム
泉山さくら画帳
本部泉山の、過去も含めたさくら画帳です。