さるすべり

　　さるすべり／百日紅　　ミソハギ科
お堂の前の、真っ赤なサルスベリ。
夏の花、サルスベリは、
百日に渡って咲き続けることから、
「百日紅」と言われます。

白いサルスベリ、
薄桃色のサルスベリ、
濃い桃色のサルスベリ、
真っ赤なサルスベリ…

動かないように思えた、
夏の大気も、
台風が呼び込んだ、
涼やかな秋の風を加えて、
少しずつ、
空高くなっていきます。

夏を惜しむ心と、
小さな秋を見つける、
細やかなこころが、
動き出します。

たらのき〜果実

　　たらのき〜果実　　ウコギ科
タラノキの淡い薄緑色の花が終わり、
すでに黒く熟して、
降り注ぐように、
果実が実っています。



タラノキの、
この細やかで、
おおらかな感じが、
素敵です。

早春のタラの芽が、
衆目を集めますが、
葉の展開や、
涼やかな花の広がりや、
この実りのシャワーは、
タラノキの隠れた魅力です。

たかさごゆり

　　たかさごゆり／高砂百合
あちらこちらに、タカサゴユリが咲いています。

ある朝、光の中のひと枝が、

透き通っているように見えて、

神々しくもあり、

高貴な姿が印象的でした。

お堂の前の、２輪の百合です。

台湾の百合が、

日本の国にも似合っていて、

いたるところに、

清楚な姿を見せていますね。

かまきり

　　かまきり／蟷螂
キリッとした顔！
鋭い眼差し！
涼しげな容姿！

惚れ惚れとする、
カマキリさんです。

犬山椒の実を写真に撮ろうと、
いいアングルを探していた時です。

私と目が会って、
一瞬、お互い身じろぎもせず、
見つめあって…

立秋も過ぎ、
やや日差しも傾いて、
秋の気配を、微々として感ずる…

そんな日の、ひとコマでした。

つるれいし

　　つるれいし／蔓茘枝　　ウリ科
可愛いツルレイシの実が、
葉陰に隠れていました。

今では、ゴーヤー、苦瓜と呼ばれ、
その料理が、食卓に普通に登るようになりましたね。

ほどよい苦さであれば、
くせになる味です。

このツルレイシが熟すと、
真っ黄色になって、
中から真っ赤な種子が顔を出します。

その種子を覆う赤い果肉は甘くて、
意外な印象を受けます。

まだまだ残暑厳しい時は、
ゴーヤーチャンプルーで行きましょう！

ふたば〜双葉

　　ふたば〜双葉
泉山の坂の途中の、
路傍のコンクリートの隙間に、
樹木の芽生えを、見つけました。

何の木かは、定かではありませんが、
残暑厳しい中で、生き生きした双葉は、
元気をもらえますね。

たらのき

　　たらのき　　ウコギ科
夏の花、タラノキの花が満開です。

夏はまた、いろいろのことを、
想い出す時…

淡い薄緑色は、
いくつもの涙にも見えます。

いくつもの、希望にも、
見えるのです。

夏の歴史は、いくつも語られて、
いくつもの、想いを伝える…

夏の花は、
少ないけれども、
想うこと多く、
咲き輝いています。