泉山の草木花

ひそやかに咲く花々や、やさしさに溢れた植物を皆さんに紹介したいと思います。

やぶつばき

2017-03-07 | 樹木
  やぶつばき/藪椿

椿の原種を「ヤブツバキ」と呼んでいます。

泉山にあるこのヤブツバキの花は、
美しい開き方をした花姿だな、といつも感じます。

椿の木は、かつては薪にされていたので、
よく根元から伐採されました。

そうすると突然変異を起こし、
色に濃淡が現れたり、
花に大小が現れたりします。

園芸品種では、それを利用して、
育種をすることもあるそうです。
交配した椿の花が、まあまあだったら、
根元で切り取り、新枝に咲く花を待つそうです。

山口県萩市笠山にあるヤブツバキの林は、
萩城から鬼門の位置にあり、
江戸時代までは、手つかずだったのですが、
明治以降、人手が入り、照葉樹林が伐採され、
椿の木も何度も切られて、
現在は多くの変種が見られるようになりました。

また、椿の花の受粉は、
蜜を吸いに訪れるヒヨドリやメジロが、
担っています。

顔を花粉だらけにしたメジロは、
可愛いですね!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。