9月24日、その二日前に行われた同窓会に出席していた友人から、「コロナにかかったけど、大丈夫か?」というメールが届いた。
同窓会の夜、その友人といっしょの車に乗り帰ったのだった。
そのメールを読むまで、ぼくは何ともなかった。
ところが、そのメールを読んでしばらくしてから、鼻水が出だした。
翌25日、朝起きると、のどが少し荒れている。
気になったので一応病院で検査してもらおうと思い、電話した。
「熱は何度ありますか?」と病院が聞くので、
「現在36度3分です」と答えると、
「駄目です。熱が出てから、かけ直して下さい」と言う。
「えっ、今からやってもらえないんですか?」
「熱が出てからじゃないと、検査できませんので」
ということで、しかたなく仕事に行った。
午後、職場のエアコンの風がえらく冷たく感じるようになった。
夕方になり寒気がしてきた。
仕事を終え、家に帰ってから体温を測ってみると、36度9分になっていた。