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吹く風ネット

コロナの日々2

26日朝、37度5分になっていたので、さっそく病院に連絡した。
「検査しますので、健康保険証とお薬手帳を持ってきてください」
病院は入口から入れなかった。
治療室の窓から、看護師さんが手を伸ばし、例の綿棒を鼻に突っ込んだ。
「10分ほどで結果が出ますので、そちらでお待ちください」

そこに行くと、一人の男性がいた。
彼はぼくの顔を見るなり、「おう」と言った。
「えっ?」
彼の顔をよく見てみると、なんと同級生Sではないか。
それも、同窓会の時に、同じ席でいっしょに飲んでいた男だった。
「もしかして、コロナ?」と、ぼくが聞くと、
「そう」と、彼は言った。
その時はまだ結果は出てなかったが、このやりとりで、ぼくはコロナを確信した。

医師からお呼びがあった。
「コロナでしょう?」、ぼくが言うと、
「はい、コロナです。よくわかりましたね」と医師は言った。
「いっしょに飲んだ人間がそこにいますから」とぼくは同級生Sを指さした。

医師は、「9月末まで外出を控えてください」と言った。
ぼくは、さっそく職場に連絡し、その旨を伝えた。

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