吹く風ネット

シェーバー後編(2005年12月15日)

しかし、それも長くは続かなかった。
手剃りに比べると深く剃れないのだ。
そのため、いつも剃り残しがあるような気がして嫌だった。
さらに、シェービングフォームをつけて剃っていたため、表面のメッキがはげ、そこに錆が入ってきた。
見るからに汚らしいので、だんだんそれを使うことを避けるようになり、いつしか元の手剃りに戻ったのだった。

それからしばらくして、また手剃りに飽きてきた。
そこで、新しいシェーバーを買うことになった。
次に手にしたシェーバーは、ブラウン製だった。
手剃り並みの深剃りが出来ると聞いて、それに飛びついたのだ。

確かにブラウン製はよく剃れた。
剃った後に血が出ていることもしばしばで、「さすが宣伝通り、手剃り並みだ」と変に感動したものだった。

しかし、ぼくは次第にその機種に飽きてきた。
なぜなら、手入れが大変だったからである。
その当時のブラウンは、まだ水洗いが出来なかったため、ちょと油断すると、すぐにヒゲが刃にこびりついてしまうのだ。
そうなると、ヒゲを剃っている時に、前のヒゲが逆噴射してくる。
剃ったあとを触ってみると、必ずヒゲの粉が肌についているのだ。
当然掃除しなければならないのだが、水洗いできないため、どうしても刷毛だけの掃除になってしまう。
ところが、刷毛の腰が柔いため、こびりついたヒゲが取れない。
そのため、何度掃除してもヒゲの粉が逆噴射してくる。

そこでまた新しいシェーバーを買うことになった。
次は、ナショナル(現パナソニック)の水洗いの出来るタイプだった。
リニアモーターを搭載していて、ナショナルにしては深剃りが利いた。
水洗いできるので、剃った後は、その都度水で洗い流していた。
それがよかったのか、剃り味が落ちることもなく、使用した8年間で刃を替えたのは一度だけだった。

さて、なぜ二日も続けてつまらんシェーバーネタを書いたのかというと、つい最近、新しいシェーバーを買ったからだ。
そろそろシェーバーを買い換えようかと思い、何気なくブラウンの新製品カタログを見ていると、そこに思わず惹きつけられる一品が載っていた。
黒塗りの、見るからにカッコいいヤツである。
さっそくぼくは、それを注文した。
3日前からその機種を使っているのだが、剃り味は抜群で、剃り終わったあとの肌触りは、手で剃った時とまったく同じなのだ。
しかも水洗いが出来るときているから、清潔である。
充分に満足している。
今度はこの機種を8年以上使おうと思っている。

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上記ブラウンの機種だが、8年以上どころか、3年しか使わなかった。替え刃が高かったのです。
それ以来シェーバーは、安いヤツを買い替えて使っております。

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