私仕事はコンビニをフランチャイズ経営する会社の契約社員。


本来は店長育成とサポートが仕事なんですが…人手不足の煽りで夜勤に入るはめに…
田舎コンビニの深夜から早朝の時間帯はほぼ固定客しか来ません。
なので…親しくなるお客さんが多いんですが…
そんな中に毎朝ウォーキングがてら新聞を買いに来るおじいちゃんがいます。
このおじいちゃん、週一回50円玉を5円玉に両替していくんですが…
なんでも5円硬化を磨いてアクリルケースに並べてファイリングしてるんだとか。
元々は昭和24年から10年間製造された「筆五円」と呼ばれる文字がゴシック体ではなく楷書体の硬化を集めていたそうなんですが…

その筆五円硬化を磨いてるうちに…
硬化磨きが楽しくなり、そっちがメインになってしまったんだとか?(笑)
ピカピカに磨き上げた5円玉の黄金色の輝きを眺めてはニヤニヤするのが
日課だそうで…

価値的には普通の5円玉の山も自己満足には充分過ぎる価値があると笑うおじいちゃん。
本日も磨き甲斐のある5円玉を10枚に交換。
「今度持って来て見せっからやっ!」
と満面の笑みで軽やかな足取りで帰っていきました。
価値のない物から価値を見出す自己満足…?
んん…なんか…深いなぁ…。
いい年の取り方って…こういう事なんだろうな。