ふ〜、昨晩というか未明かな? ふと起きてみてスマホのスポナビをチェックしたら終わってました>クロアチア戦。どうもこういう大一番、観戦すると負けるような気がして(←思い込み、勘違い💦)、なんとなく避けてしまう私なのでした。
でも、いい大会、いい試合でしたよねえ。ぽいち監督とチーム、スタッフの皆様、ありがとうございました(=^▽^=)。
さて、ようやく駆け足で読み終えたので、簡単に感想とコメントを書いておきます。
ナオミ・ノヴィク2連発、まずは『闇の覚醒』(静山社)、死のエデュケーション Lesson2から。
この巻も分厚くて長くて、読むのがいささか大変でした。そして最後はまた『クリフハンガー』状態。
以下、一部内容に触れますので未読の方はご注意。
この2巻は「どうやって危険極まりない卒業試験を無事切り抜けるかを模索する」というのがざっくりとした内容で。それもエル(本名ガラドリエル)はどうしたことか、なるべく多く(出来れば全員)の同級生を生きて卒業ホールから出すという目標に自分勝手(!!)に切り替えて、ああでもないこうでもないと立ち回り始めます。その過程が……まあ、あれやこれやといろいろ。
そして1巻でそれっぽかったオリオンとの仲も本格的なものになって……ゴニョゴニョ。
最後はその卒業試験、さあここで……というところでまた急ブレーキをかけられたかのような出来事が。さあ、どうなる!? と。
あらすじだけ書くとさらりとした内容になるのですが、実際は個性的なキャラも増え、怪物(魔物)もわらわらと現れ、エルのそのややアウトローな性格がプラスにもマイナスにも働いたりと、もうカオス(個人的にはネズミたちが可愛かった)。面白いのに気合いを入れていないと読み進められないという、不思議なファンタジー作品です。
3巻が最終巻かと思うのですが、いつ邦訳が出るかなあ?
そしてもう一作、『銀をつむぐ者』上・下(静山社)です。こちらは2020年の発行で、これまでたまたま未読でした。やはりノヴィクらしいファンタジーで、本の紹介を見てどうしても読んでみたくなり。
ユダヤ人金貸しの娘ミリエム、貧しい農家の娘ワンダ、公爵の娘イリーナというトリプルヒロインの設定で、みなそれぞれに不幸や苦労を抱えています。そこへミリエムに『銀を金に変えられる』という評判が立ち……と始まる長い物語。
以下、一部内容に触れますので未読の方はご注意。
トリプルヒロインですが、ほかにも語り手が登場してなかなか込み入った形になっています。『冬』をもたらすスターリク王とその王国がこちら側には悪しき存在であり、そのスターリク王に「能力を」見初められたミリエムが王妃となるのですが、同時にミリエムがスターリク王から預かったスターリクの銀がイリーナの身を飾ることになり、それが皇后への道を開くことに。しかも皇帝には火にまつわる魔物が憑いていて、氷のスターリク王とその王国を呑み込もうと企んでいるので、なかなかややこしいことに。そしてワンダはミリエムの両親に仕えながら、それぞれの出来事に力を貸すことになります。
……。ふ〜〜、複雑❗️ 混乱❗️
この作品も「死のエデュケーション」のように軽い感じでは読めない話です。いえ、暗いとか重いというのではなく、中味が濃いんです。濃すぎて、さらりと流せないというか。
でも面白いし次が気になるし、そして最後は大団円❗️❗️ というに相応しい、とても綺麗ですっきりした終わり方でした。「読後感、ヨシ❗️❗️」とも(^_^;。
不思議だったのは、ファンタジー設定なのに実在の民族とその生活習慣が普通に描かれていること。ほかは架空の設定なのに……。なぜ?
こんなに疲れてまで読むこともないんじゃ? と思われるかもしれませんが、やっぱり読まずにはいられないんですよ〜💦。しかしこれって、年を取ったせいなのかしらん? この疲れ。
……。ともあれ、次はもっと軽いものが読みたいですね(;´Д`)💧。
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