5月です。からっとして気持ちのよい月の初めなのに、今のうちにと寄ったスーパーで、あれもこれも値上がりしているのに少々凹みました(´・ω・`)💧。
さて、昨日予告したゆうきまさみ『新九郎、奔る!』(小学館)13巻の感想&コメントを書いておきます。前の巻もでしたが、この巻もあれやこれやと起きて、内容が濃いんですよねー。なので漏れなくきちんと書けるかどうか、いささか不安ですが、まああまり時間を置かない方がいいかと思いまして。ちなみに雑誌の方は最新話、19号掲載分まで読んでいるかと思います。
新九郎、奔る! 12 - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes
新九郎、奔る! 11 - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes
以下ネタバレというか、史実で明らかなこととは別に作品の内容にも触れますので未読の方はご注意下さい。
この巻の大きなイベントと言えば「新九郎、役職(申次衆)を得る」「都鄙和睦成る」の二つですかねえ。前者は作品の流れ的に大きな節目だし、後者は歴史上のそれということで。どっちもこの先の展開が楽しみになるような出来事です。
ほかにもたくさんありすぎて整理するのも大変なんですが、ざっと並べると「弥次郎養子に行く」「借金を大技(徳政)で返済」「足利茶々丸誕生」「ぬいさん、伊勢家に出入りを始める」あたりとか。最初の二つは史実のようですし、この中だと「都鄙和睦」と「足利茶々丸」は関連がありますが、茶々丸の出自の設定(双子で出生、庶子とされる)というのは意外でした。なるほどー、これはいわゆる「禍根を残す」流れですね。特にこの人物、作品の冒頭で触れられているので凄く気になります。
最後のは、ちょっと荒技だなという印象💦。けれど、このあと自然に縁談が……という流れとはいかず、もう一捻りあるのはこの単行本に未収録の部分なのでまた次の機会に。ただぬいさんが出てくるととっても場が和むので、読んでいる側にも癒やしの存在ですわ(*´∀`)。
しかし室町殿周りの殺伐感は続きますね〜。義政と義尚、ここまで拗れなくともというくらいの拗らせっぷり。間に入る富子さんも大変かと思いますが、この人が後の世に悪女呼ばわりされるのはなんかやっぱり気の毒で。そういう言い方をすれば、義尚も気の毒な人ではあるのかな。
さて、次の巻はいよいよ山城国一揆あたりに達するはず。駿河の件が大きく動くには未だ少しありますが、楽しみに待つことにします。
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